絶望の底から青い空を見て・・・

2014年12月31日
私の目を見て医師は、言った。
「24時間の命です。」
2015年1月20日最愛の夫は、死んでしまった。
死・借金・裏切り・崩壊・人間不信…
今、独り…目に見えない何かと闘いながら生きていく…。
逢いに逝けるその日まで…。

2015年9月のブログ記事

  • 少し先に逝くね。ごめんね。

    あっちゃんの最期の言葉は何だったんだろぅ。 先日他界した川島なお美さんの最期の言葉が、 「ごめんね。」 だったと聞いた。 ベットを汚してしまったことに対しての謝罪の言葉だったらしいが、それを聞いていた、なお美さんの夫である鎧塚さんは、時間が経つにつれ・・・ その「ごめんね。」の言葉の真意を探そうと... 続きをみる

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  • 太陽が消えた!

    突然涙が止まらなくなった。 「あっちゃーん」って 呼びたくて・・・ 「ゴーン」って 呼んで欲しくって・・・ ぎゅーって 抱きしめられたくって・・・ あっちゃんに どうしても会いたくって・・ ベランダに出て空を見上げた。 「スーパームーン?」 空は、一面の雲だった。 もくもくした雲。 月はその中に姿... 続きをみる

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  • 生きているのか?死んでいるのか?

    9月になって・・・ 月・火・水・木・金は、仕事して、土・日は、引きこもる。 誰とも喋らず、部屋の中で一日中過ごす。 日曜日の午前11時頃、ソファに寝転んでいると、滅多に鳴らない携帯が鳴った。 「下に降りて来てくれる?」 (同じ敷地内で、スープが冷めない距離よりも、もっと近くに住んでいる義母だった。... 続きをみる

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  • 「歩く」ことはもう・・一生しない。

    静かな部屋の中 世界中に私一人なのではないかと錯覚する。 窓を開けると涼しい風とともに、虫たちの鳴き声が聞こえてくる。何時になっても・・・ よかった! 地球は・・町は、生きているんだ。 スズムシでしょうか。 コオロギ? クツワムシのようにも聞こえる。 とても淋しげで・・・・ 秋が来た事を喜び合って... 続きをみる

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  • 神様との約束があれば・・・

    「人間は、誰も70歳までは必ず生きられる」ってことにしてもらえないかなあー。 「70歳より若くして死ぬ人はいない」ってことにしてもらえないだろうか。 厚生労働省は2015年7月30日に、2014年分の簡易生命表の概況を発表した。それによると日本の平均寿命は、男性が80.50歳、女性が86.83歳だ... 続きをみる

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  • あっちゃん!いこう・・。

    寝転んで空を仰いでいた。 今年は、秋が早いと・・・喜んでいたのに。 やっぱり日中は夏の太陽が、時折季節が移り過ぎていくのを惜しむかのように顔を出す。 目を細め揺れるカーテンを見つめていると聞こえてきそうな気がする。 「行くかぁ〜。」・・・ 私が退屈そうにしていたり、つまらなそうに寝そべっていると必... 続きをみる

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  • 今日はお墓の前で待っていて!

    記憶がなくなればいいと思った。(軽率な非常識な発言をお許し下さい。) でも本当にそう思った。 高速を走る車の列。私も家路を急いでいた。 沢山の赤いテールランプが家族で過ごした大型連休の楽しかった思い出を物語っていた。 家路に着いたら、沢山の土産話に花が咲くのだろう。賑やかで、そして、明るい灯がとも... 続きをみる

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  • 日本一!自由人

    「絶望」の果てに自由があると・・ 聞いた。 どんな自由があるのだろう。 自由ってなんだろう。 今、私はすごく自由なんだけど・・ もしかしたら、「日本一!自由人」なのではではないかと思えるくらい。 好きな物食べて、好きな時に寝て、好きなだけテレビ見て、気が向いた時だけ料理して、逃げたくなったら逃げて... 続きをみる

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  • ダイヤはダイヤ

    「それからどうしたの?」 こんなにも人と話したかったんだ。 あっちゃんのことを・・・・。 私は、職場では、プライベートなことはあまり話さない。あっちゃんが死んでしまってからは、全くと言っていいほど話さなくなった。 口を開けば・・・ 「本当のこと」を話せば・・・ 涙で話にならなくなりそうだし、話した... 続きをみる

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  • 絶望の淵に立てた!

    使い掛けの洗顔クリーム 使い掛けのシャンプー・・・ 使い掛けの化粧水と乳液 使い掛けの香水 使い掛けのムース・・が いつもの場所に、動かした痕跡もなく 置かれている。 賞味期限切れのゼリー 賞味期限切れの焼肉のタレ 賞味期限切れのすき焼き風牛丼が、 随分前から冷蔵庫に・・・ とうとう誰も食べないも... 続きをみる

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  • みんな・・・いない・・。

    あっちゃんがいない今を・ ・・ 父か母が生きてくれていれば、私の暮らしは随分違っただろう。 母が生きていれば、きっと実家に帰って、母と二人で暮らすことを考えたと思う。 美しい自然に囲まれて そこに母がいれば・・・・ 今よりはいい・・・・。 泣くことがあっても、 私を抱きしめてくれる 母の胸があるか... 続きをみる

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  • 金曜日の涙

    昔から・・・金曜日が好き! (きっと・・・みんな!そう!) まさに、「花金!」 今も金曜日が好き。 ただ、あっちゃんがいた「金曜日」と、いない「金曜日」・・・・ 随分違う。 あっちゃんがいた「金曜日」は、夕方6時頃になると、私の携帯にエグザイルの「道」が大音量で流れた。必ずと言っていいほど・・・毎... 続きをみる

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  • 涙・秋・心

    窓を開けると、冷たい風が気持ちいい。 今年は随分早く秋が来たようだ。暑い夏は苦手で、どちらかと言えば「夏が嫌い」な私にとって、こんなに速い秋の到来は喜ばしい。 ・・・と、あっちゃんが生きてさえいれば、そう感じていただろう。 虫の鳴き声に耳を傾け、秋の夜長に思いを巡らし、秋が来たことを誰よりも喜んで... 続きをみる

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  • 運命共同体

    私の全部だった。 あっちゃんは、私の・・・ 優しい夫だった。そして、頼りになる父でもあった。面白くてユーモアたっぷりの兄でもあり、かっこいい恋人。趣味が同じで一緒に遊べる友達だった。 今思えば、実家から遠く離れた所に嫁いで来た私が唯一心を許したのは、あっちゃんだけだったかもしれない。 あっちゃんは... 続きをみる

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  • 初めての出会い

    夏に行きたくても行けなかった思い出の海へやって来た。 海へ着くなり、私の目に飛び込んできたのは、静かに輝いている夏の終わりの海ではなく、緑と黄色の葉をつけた沢山の桜の木々だった。 その、緑色と黄色のコントラストがとても鮮やかで初々しく見えた。 美しい桃色の桜の季節から、青々とした新緑の季節を経て・... 続きをみる

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