2015年10月のブログ記事
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「なんか・・・変!?」 今日は、朝から頭が重かった。 案の定・・昼過ぎ、階段を上っていたら、まるで地震のような揺れを感じ、その場に座り込んだ。 どのくらいうずくまっていただろうか。おそらく、2、3分ぐらいだったと思う。 辺りを見回しても変わったことはない。人の動きもない。 いつもと違ったのは、私だ... 続きをみる
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あまりにも太陽が綺麗だったので、いつも降りる高速出口の二つ手前の出口で下りることにした。 夕陽を追いかけてみようと思った。 あっちゃんがいたら・・・・ 「ナビ」は必要なかった。 何処へ行くにも、あっちゃんが、「人間ナビ」だった。 地図さえあれば、「次、あの信号右」の声で・・・・迷わず目的地に着くこ... 続きをみる
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貴女に遺すものが あるとすれば・・・ 小さな小さな貴女の真っ白でしわくちゃな手を握ったあの時「私の命に代えてでも、この子を守っていこう」と・・・決めた。 この可愛いらしい瞳に、全世界の美しいものを映してやろう・・・ この小さな心には、楽しさ・喜びを山ほど感じさせてやろう・・・・ そして、この小さな... 続きをみる
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「お母さんは、絶対に大丈夫や! 人間・・・ そんなに簡単に死ねない!」 暗い高速道路を猛スピードで走る車の中で交わしたあっちゃんとの会話だった。 13年前の6月22日、午前2時過ぎ、けたたましく鳴る電話の音で飛び起きた。時間的にも、ただ事ではないだろうと察した。 受話器の向こうから聞こえてきたのは... 続きをみる
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木漏れ日がすごく気持ちいい。 目を閉じて、車のシートを少しだけ倒して、好きな音楽でも聴いていたら、深い眠りに入ってしまいそう。 ・・・・そんな午後 私は、あの海にやって来た。 砂浜の波打ち際を散歩する夫婦がいた。太陽とは反対側の東の方角に向かって2人肩を並べて歩いている。 たまに、顔を見合わせ・・... 続きをみる
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風邪を引いてしまった。 喉が痛く、体がだらしい。 明日になったら熱が出てきそうな・・・そんな感じがする。 こんな時、あっちゃんがいたら・・決まって・・・ 理由は分からないが、いつも「のり巻き」を買って来てくれた。 枕元にポカリと、体温計を置いてくれた。 仕事から這うように帰って来て、今日はそのまま... 続きをみる
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毎月11日・・・あっちゃんの友達の月命日。 彼は、電気屋さん! 笑顔の素敵な電気屋さん! あっちゃんの同級生。高校も大学も違うので、どのようにして知り合ったのかは、今となっては分からないが、我が家の全ての家電は、彼のお店で買い、彼が取り付けた物。 友達でありながら我が家の大事な電気屋さん。 あっち... 続きをみる
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「ゴースト」(洋画)という映画で、突然死んでしまったサム(主人公男性)は、 愛する人へ伝えることができない 愛の大きさを・・・ 真実を・・・ 現実を・・ 必死に伝えようとした。 見えない自分の存在を分からせるために、物を動かしてみたり、人(霊媒師)の力を借りてみたり・・サムは、死んでしまってからも... 続きをみる
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私は、あっちゃんが美味しそうにお酒を飲む姿を見るのがとても好きだった。 だから、晩御飯には必ずお酒のおつまみを一品か二品添えた。 まずは、ビールから始まって、日本酒か焼酎を飲んだ。 美味しそうに飲んだ。 飲んでも表情は全く変わらなかった。普段から陽気な人だけど、飲むと益々明るくなって・・ 冗談言っ... 続きをみる
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孤独だけど・・・孤立ではないと思っていた。 でも・・・本当は完全に 孤立していた・・。 以前書いた文章を紐解いてみた。 あっちゃんが他界して5ヶ月を過ぎた頃・・私は、今までに感じたことがない孤独感を感じていたようだ。 今は、「孤独」であることが私に与えられた罰でもあり、運命なんだと諦めもついた。 ... 続きをみる
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