絶望の底から青い空を見て・・・

2014年12月31日
私の目を見て医師は、言った。
「24時間の命です。」
2015年1月20日最愛の夫は、死んでしまった。
死・借金・裏切り・崩壊・人間不信…
今、独り…目に見えない何かと闘いながら生きていく…。
逢いに逝けるその日まで…。

2016年8月のブログ記事

  • 蟻も殺せない…

    久しぶりに…毎日毎日・・通った病院までの道を車で走った。 友達を駅まで迎えに行くために。 あれから…幾つ季節が通り過ぎたのだろうか。この道をドキドキしながら・・・走った…。朝に夜に…。 たった23日間だったけれど… 「今日は目覚めているだろうか?」 「今日も話が出来るだろうか…」 例え…動けなくて... 続きをみる

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  • お前百まで…わしゃ九十九まで…

    今になって… 人生が・・・「生きる」ことが…恐ろしくなった。 「死ぬ」ことが恐くなったわけじゃない。いつ…でもあっちゃんの所に逝ける。 「生きる」ことが恐くなった。 窓辺に置いてある写真の中…に、 娘の結婚式で… 顔を見合わせて笑い合っている…あっちゃんと私の写真がある。 グアムのホテルの前で…ち... 続きをみる

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  • あっちゃん!代わろうか?

    やる気が出なくて…。 食事も適当に済ませて…。 見たいテレビがある訳じゃないのにスイッチ入れて…。 掃除も洗濯もする気にならなくて…。 ボーッとして…。 気がついたら、夕方になってる。 突然悲しくなって…、 涙が出てきて…、 辛くなって…、 楽しいことが思い出せなくて… これからも楽しい事なんて ... 続きをみる

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  • 地球が滅亡するぞ!

    一人でも… なんとか生きてゆけるようだ。 もしかすると… 夜眠る時、あっちゃんの息を引き取る直前の…あの閉じようとしなかった黄色い目が、いつまでも私を見つめているようで・・・(優しく見つめてくれている…と言うよりは、強い意志で…まるで睨んでいるかのようにも見えたから…) 一人真っ暗な家で眠るのは、... 続きをみる

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  • 甲状腺機能亢進症

    私は、甲状腺機能亢進症という持病を持っている。 33歳の時だったと思う。 職場で、ひたすら汗を拭っている私を見て、 「手の指を広げてみて…」と、医療スタッフが言った。すると、私の広げた両手の上に、ティシュを一枚ずつ置いてみせた。 「ほら、震えているやろ。」 「病院へ直ぐに行ったほうがいいよ。」と。... 続きをみる

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  • 義父母 ✖️ 私

    私は、両親を亡くし、夫を亡くし…この世で頼れるのは義父母だけ…になってしまった・・・っと、あっちゃんを亡くした当初はそう思っていた。 何でも相談しよう。力になり…なってももらえるだろうと…思っていた。 しかし…違っていた。 目と鼻の先、スープも5mで運べる距離に義父母がいるけれど…。 あっちゃん... 続きをみる

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  • 空っぽの冷蔵庫

    娘が、帰った後の冷蔵庫の中は、ほぼ空っぽ・・・状態。 一人で生活する様になって、買い置きを殆どしなくなっていた。 だから、娘が帰って来る時は、冷蔵庫は食材でいっぱいになった。 食材がいっぱいの冷蔵庫を見るとこんなに幸せを感じるなんて…。(そんなこと…あっちゃんが生きていた頃は、感じる事もなかった。... 続きをみる

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  • お盆の明暗

    私が初めてお化粧をしたのは、小学校高学年のお盆だった。 私の田舎のお盆は、それはそれは賑やかだった。人口が少ないせいもあるのだろう。 1年に一度の大きな行事は、老若男女…こぞって櫓の周りに集まった。 帰省した人達も皆…集まった。 私も毎年、母に浴衣を着せてもらった。そして、その足で近所に住む叔母の... 続きをみる

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  • 5年前の代償

    お盆休みを利用して海外に向かう家族達の映像… 帰省ラッシュ・・・ 混み合う高速道路…車・・・ 様々な「家族の形」…あり、 色々な楽しみ方…団欒が…ある。 私にも、心から笑い、楽しみ…愛おしい時間を過ごした時があった。 まさか… まさか…こんなにも早く、愛する人を亡くし哀しい時間を過ごすことになろう... 続きをみる

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  • おかえりなさい…

    2度目の「お盆」を迎えた。 去年のお盆は「初盆」という事もあり、地域の行事(盆踊りや供養のための式)に参加したり、家では法事を行ったり…あっちゃんの「死」を受け入れる事ができないまま…長男の嫁としての務めを、哀しみの心の中…義父母に助けられながらやり遂げた。 そして…今年2度目お盆を迎えた。 旧暦... 続きをみる

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  • 逃亡

    逃亡…中・・・ 家を出た。 探しに行こう! 自分の居場所を・・・ 心落ち着ける場所を…みつけよう。 街を見て…人を見て…探した。 優しい匂いのする場所を・・・ 姉妹の居る九州まで来てしまった。

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  • 一億二千万

    「俺が死んだら…一億二千万入る。だけど…お前にはやらん! 全額…福祉団体に寄付する。」 まあ…ご立派なお考えで・・・。 弟のこともあるし…コンビニを始める前は、社会福祉士として施設で働いていたし… 全く本気には…していなかった。 ただ… 「お前にはやらん!」・・・ その言葉に…少しひっかかってはい... 続きをみる

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  • 生きる

    辿り着いた所は… 本当に・・・天国だった…。 仕事の都合で当日からの参加になった妹を迎えに、姉と最寄りの駅に向かった。 運転手は私。助手席は妹。姉はいつも後部座席から私と妹の間に顔を出して・・・話す。 話は次から次へと…止まることがない。 子ども達の話…が、終わったかと思えば、それぞれの仕事の話…... 続きをみる

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