絶望の底から青い空を見て・・・

2014年12月31日
私の目を見て医師は、言った。
「24時間の命です。」
2015年1月20日最愛の夫は、死んでしまった。
死・借金・裏切り・崩壊・人間不信…
今、独り…目に見えない何かと闘いながら生きていく…。
逢いに逝けるその日まで…。

2017年1月のブログ記事

  • 優しさではない!

    悲しみを経験した人は、人に優しくしなけれならないのか…。 哀しみを経験した人は、自然と体から「優しさ」が表れるものなのか。 そんなことある訳がない。 誰が…そんなことを言う。 少なくとも私は…違っていた。 人のことなど考えられない。 だから、人に優しくなんてできない。 ただ… ただ…同じ思いをした... 続きをみる

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  • 無言の休日

    昼から…氷混じりの雨になった。 陽当たりの良いリビングでも、明かりを点けないと薄暗い。 こんな日は、一日中全くやる気が起こらない。 あっちゃんがいたら、そろそろ店へ行く準備をしている頃かしら…。お風呂に入って、頭髪のセットをして…どうせ、ユニホームを着るのだから、どんな格好でもいいのに・・オシャレ... 続きをみる

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  • 沖縄・中年・住み込み

    「沖縄県・中年女性・住み込み」 夜な夜な…バソコンで検索してみる。 「リゾート地で… 楽しみながら働きませんか?」 と…出てくる。 沖縄は…大阪の次に、あっちゃんとの思い出が多い。 娘が小学生の時には、夏休みの旅行先は沖縄と決めていた。何度行ってもあの海の色には魅せられた。 そこに行って…「思い出... 続きをみる

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  • 哀しすぎるメール

    肝性脳症の昏睡状態に陥る5日前に、当時使っていた私の携帯に届いたあっちゃんからのメールだ。 ただ…ゴン…とだけ・・。 片隅に…ゴン…とだけ・・。 これを見ると、弱々しく感じる。何か言いたそうで…言えない。そんな迷いも感じる。 当時、意識はしっかりしていた。だから、間違えて送信したのか、伝えたいこと... 続きをみる

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  • 告別式と結婚式

    初めてで…最期の喪主を務めた2年前の今日・・・は、 あっちゃんの告別式だった。 私は、 母が、嫁ぐ時に持たせてくれた家紋入りの喪服を着た。 母の葬儀の時には、姉妹3人で、母がそれぞれに持たせてくれた喪服を着た。3人とも初めてのことだった。 泣きながら… 「母が用意してくれたものだから、母に見せない... 続きをみる

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  • いつでも…迎えに来て

    寝室の電気を消したら…我が家は真っ暗になる。 他に人がいないから。 あっちゃんが死んでしまった時、義母に言った。 「家で1人で寝るのは怖いから、こっちの家で寝ていいですか?」と。 2度倒れ、意識を無くし小さな声で助けを呼んでいたであろう風呂場に…1人で行くのが怖かった。 黄疸の症状が出た「黄色い目... 続きをみる

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  • 母のように…残って「待つ」自信がない

    残される者は…去る者より「哀しい」ものだ。 私が、初めて「去った」のは大学進学の時だった。 でも…卒業とともに家に戻った。 今でも鮮明に覚えている。 1年目は、大学の敷地内にある寮に入った。寮まで、母と2人で行った。必要な物を両手いっぱいに買って持たせてくれた。 古い寮だった。これから始まる寮生活... 続きをみる

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  • 祥月命日

    私だって… 死ねるものなら死にたい…。 ザワザワしている…この心の中の全て…そんな何もかも…を消し去ってくれるのであれば…。 今日は…あっちゃんの祥月命日。 あれから…2年・・・ 生きていても・・・ 私はきっと…ずっと… この苦しい程の「喪失感」と悔しい程の(誰に対してなのかは、分からないけれど…... 続きをみる

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  • 雪とコンビニ

    すごい…雪だった… 朝起きると隣の屋根瓦が真っ白だった。 家の前の道路には全く雪は残っていないのだが…遠くの山々が薄っすら白い。空は一面雪雲に覆われていた。 今日は、近くで神明さんの子ども会行事があるらしく、久々の雪に歓声を上げながら子ども達が歩いていた。そんな光景一つとってみても… 何故か哀しい... 続きをみる

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  • 三回忌法要

    あっちゃんの三回忌法要だった。 三回忌法要だって…。 三十三回忌まで…⁉︎ 平均寿命まで生きるとしたら私は、ずっとあっちゃんの供養を…この世ですることになる。 申し訳ないけれど… そんなに長く…違う世界で生きたいとは思わない。 適当な時に…あっちゃんのいるところへ逝きたい。 三回忌法要が終わった。... 続きをみる

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  • 会いたくて…会いたくて

    もうじき…2回目の祥月命日。 あの日から2年…が過ぎようとしている。右を見ても…左を見ても八方塞がり。絶望の淵をさまよい歩いていた。きっと…今もそう…。 例え2年という歳月が流れても、私の身体の中では…全く時は過ぎていないような気がする。 だけど…感情をコントロールする事が出来るようになった。 涙... 続きをみる

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  • 仮面

    「我が家の正月はねー。」 また、耳を塞ぎたくなる会話を暫く辛抱して聞かなければならない。 かつては私もそうだったのだろう。幸せの中にあっては…人のことなど考えられない。 人の苦しみや悲しみなど見えないものだ。 皆んなが…みんな「幸せ」だと勘違いしている。誰もが「正月は楽しい」ものだと思って疑わない... 続きをみる

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  • 哀しみの比較

    今日は、あっちゃんの親友の「梅さん」の祥月命日。 以前…紹介したこともあるが、あっちゃんの同級生で、電気屋さん。我が家の電気製品は全て梅さんが持って来てくれた物。 義父母の家も…娘が一人生活を始めるにあたって取り揃えた全ての電気製品も、梅さんにお願いして取り付けてもらった物。 テレビの映りが悪くな... 続きをみる

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  • 安心の根源

    久しぶりに風邪を引いたみたい… 喉が痛くて… 朝起きた時には、少し痛みを感じる程度だったが、お昼を過ぎると、喉の痛みはかなりひどくなっていた。 私は病院へは行かない。 病院は嫌いだ。 好きな人なんかいないだろうけれど…、 いつも自力で… 市販の風邪薬と… あっちゃんに、お店(コンビニ)から、葛根湯... 続きをみる

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  • 当たらない御神籤

    空は澄み渡り…風が気持ち良かった。 本当に冬なのか…と疑いたくなる程…空は柔らかく青く広がり、吹き抜ける風が心地良い1日だった。 それにしても、今年は穏やかな暖かいお正月だったなぁーと…思いながら、そんな空を見上げていると、やっぱり私の心はあっちゃんでいっぱいになっていった。 あっちゃん。 新しい... 続きをみる

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  • 2度目の寂しい正月

    今年は…何度この海に来るのだろうか…と考えながら…ただ水面を眺めていた。 世間は、まだ正月気分が抜けきれず、しかも冬休みとあって、何処へ行っても人が多い。 だから…やっぱり此処へ来た。 正月…も終わった。 姉妹が正月…に集合しなくなって…久しい・・・。 年に最低3回は集合した。 姉には、2人の娘。... 続きをみる

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  • 聞こえた…命のカウントダウン

    24時間の命と言われたけれど… 新しい年を迎えることができた。 お節料理もお雑煮も…何にもない病室だけど・・ あっちゃんは、72時間以上生きていた。絶食でお水の量も決められていた。 腫れ上がった体も5日間の絶食で少しスリムになったように感じた。しかし、相変わらずお腹は、腹水のため腫れていた。 それ... 続きをみる

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  • また・・一年。

    新しい年が来た。 また、一年… 哀しまなければならないのか…。

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