絶望の底から青い空を見て・・・

2014年12月31日
私の目を見て医師は、言った。
「24時間の命です。」
2015年1月20日最愛の夫は、死んでしまった。
死・借金・裏切り・崩壊・人間不信…
今、独り…目に見えない何かと闘いながら生きていく…。
逢いに逝けるその日まで…。

別れのカウントダウン

別れのカウントダウンが始まった去年の12月・・・

何か良からぬ事が起こりそうな気配を、刻々と近づいてくる「静かな恐怖」を、私はぼんやりと感じていたような気がする。


12月5日 22時頃

「全身ずぶ濡れ」

あっちゃんが側溝に落ちた。 深さ150cm幅100㎝(膝あたりぐらい水が溜まっていた。)

気をつけて歩けば、落ちるようなところではない。お酒を飲んでいたとしても注意して歩けば・・・。あっちゃんは当時、お酒を飲んでもいなかったし、見た目もしっかりしていた様に思う。今だに・・「何故あの側溝に・・・」もしかしたら、この頃から肝性脳症の症状が出ていたのかもしれない・・・。

12月13日

「風呂場でダウン」夜中1時頃

コンビニの仕事を終え、帰宅後入浴。ドン・・!と言う音に驚き、風呂場へ直行。呼びかけても意識がない。

救急車を呼び、救急病院へ行く。血圧が異常に低いと救急隊員から聞かされた。


12月17〜19日

「体調不良」

ほぼ一日中横になっている。


12月25日 19時頃

「薬指に釣針?」

あっちゃんの釣り具を片付けていた時、大きな釣針が右手の薬指に刺さる。

自分で抜こうとしたができない。しかも、釣針には釣り糸がついていた。釣り糸は複雑に絡み、私はその場から一歩も動けない状態。運の良いことに、ポケットにあった携帯で、あっちゃんを呼んだ。直ぐにコンビニから帰って来てくれた。ハサミで釣り糸を切り、釣針をつけたまま救急病院へあっちゃんが連れて行ってくれた。


12月29日 20時頃

緊急入院

救急車2回要請

救急病院へ3回

見逃してしまった。

あっちゃんの「SOS」を。


私の人生最大の失敗

私の「薬指」に刺さった針・・・

何かを伝えていたのだろう。

薬指・・・

釣り糸・・

針・・

「 切る・・」


あっちゃんと私の結婚生活の終わりを告げていたのだろうか・・・

「虫のしらせ」は本当にあるんだ。

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