絶望の底から青い空を見て・・・

2014年12月31日
私の目を見て医師は、言った。
「24時間の命です。」
2015年1月20日最愛の夫は、死んでしまった。
死・借金・裏切り・崩壊・人間不信…
今、独り…目に見えない何かと闘いながら生きていく…。
逢いに逝けるその日まで…。

身体が2倍に・・

1月16日・・・朝、6時半


携帯が鳴る。


EXILEの道・・・(いい曲だぁ)

あっちゃんだ!


「新聞買ってきてほしい。」


「はいよ」

「何時頃来るんか?」


「なるべく早く行くよ。」

ICUに入ってから、私と娘が夜遅くまで付き添うので、朝は、わりと早い時間から、義父母が、付き添ってくれていた。私達が行くと、しばらくして交代する。いつの間にか自然とできたサイクルだった。


彼の両親も、1日も欠かさず、あっちゃんを見舞った。




今日は朝から絶好調!!


「早く、あいつの顔が見たい・・」なんで、可愛らしいことを義母に言ったんですって。


嬉しいやら、恥ずかしやら・・


この日は、親子3人になった時、たくさんの夢を語った。


「退院したら、みんなで沖縄に行きた

い。」と、娘が言った。



私は、「コンビニ辞めて、普通の生活がしたい。」と、言った。


あっちゃんは、「BMWが欲しい。」と、言った。


それから、しばらく車の話に花が咲いた。



あっちゃんのベッドの脇では、今日、2本目の復活くんが終わり、3本目の復活くんが吊るされている。


確かに、反応もいい。

友達一号(尿袋)の色が、ちょっと濃いのが気になるが、順調に溜まっている。




でも、でも違う。


あっちゃんの足が、2倍になっている。


お腹も、膨れ上がっている。


体を動かすことがしんどそう。


そして、手に力が入らないみたい。

携帯を押すのも、持つのも・・・・


それから、目の色・・・・

この体・・・・元にもどるのだろうか。

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