絶望の底から青い空を見て・・・

2014年12月31日
私の目を見て医師は、言った。
「24時間の命です。」
2015年1月20日最愛の夫は、死んでしまった。
死・借金・裏切り・崩壊・人間不信…
今、独り…目に見えない何かと闘いながら生きていく…。
逢いに逝けるその日まで…。

暗いトンネル

私は、自分の人生の扉を閉めていた。

自分で、過去へ過去へと誘い、彼の面影を愛おしみ、悔やんで泣いた。

その場に立ち尽くし、ただ「哀しみ」「後悔」の涙を流した。

そんな…一年だった。

人の笑顔に目を逸らし、笑い声には、耳を塞ぎ…理解出来るはずが無いこの「絶望的な哀しみ」を背負ってる私と世間との間に太い線を引いた。


そんな…一年だった。

そうして…なんとか一年過ごしてきた。独りでいる事は寂しかっだけれど、独りでいる時は、あっちゃんに近づけた。

「喜び」を感じたい。

「幸せ」は無理だから。

今の私は、何も感じないことが…

「幸せ」だから…


(21年前の今日午前5時46分、阪神・淡路大震災が起きた。一瞬にして、無念さを感じる間もなく、人生を奪われた人の「悲しみ」を…そして、その遺族の「哀しみ」を感じずにはいられない。)

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