甲状腺機能亢進症（こうじょうせんきのうこうしんしょう）と、コレステロールの薬を３ヶ月に一度貰いに掛かりつけの医院へ行く。もう…かれこれ20年近くになるだろう。

それにしても昔は、診察しなくても、「薬がなくなったので、６時ぐらいに取りに行きますからお願いします。」と、電話を入れると用意してくれていた。

しかし、数年前からそうはいかない。必ず診察が必要。私は毎回血液検査をするので、いつも診察料は、7000円くらい。そして…薬代が4月から安くなったと言えども、約2万円。

病院嫌いな上に、出費も多い…となると、行く足も遠のく。しかも、私が飲むコレステロールの薬は、副作用として、肝機能が悪化するらしく、毎年の健康診断では、いつも肝機能の値が、「要検査」と記されていた。

しかし、先天性の家族性高コレステロール血症で、尋常ではない総コレステロール値を見たら、飲まずにはいられない…。仕方ないから…この薬に頼っている。

とは…いうものの、まだまだ危機感が少なく、薬がなくなっても、慌てて貰いに行かない。いつも、飲まない日が一週間ぐらいに経って、診察に行くものだから、先生によく怒られた。

今回先生が、

「コレステロールは、足首に溜まりやすいので、今日は足のレントゲン写真を撮りましょう。」と、言われた。硬いベッドの上に仰向けになり、なんとも可笑しな格好をさせられ、左右の足首の写真を撮った。

名前を呼ばれて、本日2度目の診察室。私の足首が映し出される。

先生が、足の外側からアキレス腱までの長さを（パソコンの画面上）測る。なんでも9㎜を超えると医学的にいけないそうで…

私は、左右とも10㎜ちょっと…。

複雑・・・。

「一つしかない体ですよ。薬を忘れずに毎日きちんと飲んで下さいね。ご家族のためにも…」と言われた。

「ご家族のために…」か・・・。

家族のために？「健康の自己管理」は徹底すべきだろう。

私は… 自分の体なんか・・

「どうでもいい…」と、

しばしば思う。

私の本当の病気は…

どんな 薬を飲んでも治らない。