絶望の底から青い空を見て・・・

2014年12月31日
私の目を見て医師は、言った。
「24時間の命です。」
2015年1月20日最愛の夫は、死んでしまった。
死・借金・裏切り・崩壊・人間不信…
今、独り…目に見えない何かと闘いながら生きていく…。
逢いに逝けるその日まで…。

愛らしい笑顔に花が咲く。

あの日から…

四十九日が来て、初盆を済ませ、一周忌法要が終わり、あっちゃんの好きな夏が・・・また来た。


長い月日が過ぎたような…

昨日まで一緒に居たような…

どれだけの月日を積み重ねれば…私は何を見ても…何を聞いても…どんな状況にあっても…平常心で過ごすことができるようになるのだろうか。

いや、いや!もう…

私は、以前のような私の心に戻ることはないのではなかろうか。

ただ…


ただ…そんな固まった私の心も…

優しく解れる時がある。

笑いを忘れた心が

微笑みを忘れた顔が…


一瞬にして…緩む時がある。

なっちゃん。

なっちゃんの笑顔だ。


あっちゃんの初孫。見ることも抱くこともできなかった娘の子ども。

産まれて4ヶ月過ぎたばかりなのに、体重は、8キロを優に超えている。私に似たのだろうか?大きい。


それが、また可愛いい。


「人生均すとプラスマイナス0」

それは本当のようだ。


今…私のどん底の気持ちを、なっちゃんの存在が癒してくれる。


笑いを忘れた心…

微笑みを忘れた顔…を

哀しさや寂しさ…を、

少しの間だけ、忘れることができる。少しの間だけ…全ての「哀しみ」を消し去ることができる、

愛おしさが「哀しみ」を越える。


今月末には、なっちゃんに会いに行こう。益々大きくなっているだろうなあー。

なっちゃん…。

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