絶望の底から青い空を見て・・・

2014年12月31日
私の目を見て医師は、言った。
「24時間の命です。」
2015年1月20日最愛の夫は、死んでしまった。
死・借金・裏切り・崩壊・人間不信…
今、独り…目に見えない何かと闘いながら生きていく…。
逢いに逝けるその日まで…。

生きる

辿り着いた所は…


本当に・・・天国だった…。

仕事の都合で当日からの参加になった妹を迎えに、姉と最寄りの駅に向かった。


運転手は私。助手席は妹。姉はいつも後部座席から私と妹の間に顔を出して・・・話す。

話は次から次へと…止まることがない。

子ども達の話…が、終わったかと思えば、それぞれの仕事の話…。

それもひと段落着けば、病気の話…私達姉妹は、遺伝性の高コレステロール血症で、同じ薬を服用している。(姉は義兄の勧めもあって一時中断)そのうち…生命保険の話になる。そして・・・いくらあったら一人で生活できるか…などと私が話を持ちかけお金の話に・・・


それから…自然と…

「あっちゃんの話」に…。


毎年正月、春休み、ゴールデンウィーク、盆には・・三家族が全員実家に集まった。

あっちゃんがコンビニを始めるまでは…毎年。

両親が…父が生きていた頃も…毎年のように集まり騒いだ。

そして、旅も共にした。

道後温泉に…日本国内でもひときわ古く、3000年もの歴史を持つといわれる道後温泉に着く頃には…私は、三姉妹のただの次女になっていた。笑っていた。

楽しい…家族旅行の中にいた。

三人で浴衣を着て道後温泉本館を中心として広がる温泉街を歩いた。

温泉本館前から、市内電車の道後温泉駅までL字型にそれは続いていた。


ホテルは道後温泉本館から、直ぐの所だった。一頻り歩いて、屋上にある露天風呂へ行けば、なんと…そこは、姉妹三人専用の家族風呂になっていた。


妹が言った。今回の旅のテーマは「生きる」だと・・・。


「今をどう過ごすか」で、私のこれからの生き方が変わってくる。


何処で生きるか…何をして生きるか…そろそろ結論を出すべきなのだろう。

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