絶望の底から青い空を見て・・・

2014年12月31日
私の目を見て医師は、言った。
「24時間の命です。」
2015年1月20日最愛の夫は、死んでしまった。
死・借金・裏切り・崩壊・人間不信…
今、独り…目に見えない何かと闘いながら生きていく…。
逢いに逝けるその日まで…。

逃げられない現実

悲しんでばかりはいられなかった。

絶望的な現実がそこにはあった。

逃げられない現実が・・・。


私の事例は、「相続放棄事件」と名付けられた。

簡単に言えばこうだ。

「借金が払えない。」

「ならば、払わなくてもよい。」


但し、

「主人名義の財産を没収する。」

と、いうことだ。


主人名義の財産は、

車、そして家、それから預金。

家が無くなる。

二人で建てた家が・・・・無くなる。

娘が5歳の時だった。

今から・・・21年前になるのかな。

夢一杯の生活が始まったのは。

三人でスタートした・・・新生活!

娘も成長し大学進学とともに、夫婦二人の生活になった。自然な流れだ。

まだまだ二人で・・・この場所で時を重ねるつもりだった。


そして、やがて孫ができ・・・・できれば、ひ孫が・・・徐々にだんだん賑やかになるだろうと思っていた。



一緒に歳をとって・・・・と。

でも・・・現実は違った。

流れが、どこかで乱れてしまった。

こんなにも早く・・・・


「独り暮らし」と、なってしまった。

しかも・・・・


家族の思い出がいっぱい詰まったこの家には、もう居られない。


これは現実なのだろうか。

こんな事って本当にあるのだろうか。




何かが・・・・確かに、


終わった気がする。

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