…私はなんて…不幸なんだろうと…・・他人の人生と比べ気落ちする。

愛する人との生活を人生半ばにして断たれ一人暮らしを余儀なくされた。そんな私を世の中の人は、哀れみ、不憫に思っているのだろう。

いやいや…所詮「人」の人生…

そんなもの…少し顔を合わせた時にだけ、

「少しは、元気になりましたか？」

これで…おしまいだろう。

哀れんでくれることも、不憫に思い言葉をかけてくれることも、何も望んでいない。ただ…

私の人生は・・人と少しばかり違うのだろう。

50を過ぎて未婚の友達がいる。彼女は、小学校教諭で一人暮らしをしている。今年で最後、最後…と言いながら、長年勤務し続けた。

勿論、自分が大黒柱で、働かなければ生活できないのも理由であろう。趣味を楽しみ仕事に没頭し…

彼女は、生き生きしている。

離婚して10年以上の友達がいる。子どもは2人。2人とも独立している。彼女は、保険会社で働き生計を立てている。

たまに娘との時間を楽しみ、自分一人の生活設計は、誰よりもきっちりと…している。そして、

彼女も…生き生きしている。

同じ一人暮らしでも…どうして…

こうも違う。

私は…半分死んでいる。

情けない…。