絶望の底から青い空を見て・・・

2014年12月31日
私の目を見て医師は、言った。
「24時間の命です。」
2015年1月20日最愛の夫は、死んでしまった。
死・借金・裏切り・崩壊・人間不信…
今、独り…目に見えない何かと闘いながら生きていく…。
逢いに逝けるその日まで…。

眠れない夜にやって来る。

日曜日の夜は、いつも…明け方の 2時か 3時ぐらいまで眠れない。(昼寝をするからだと原因は分かっている。)

癒し系の音楽を流しても、ホットミルクを飲んでみても…やっぱり眠れない。

結局いつも、2、3時間の睡眠で仕事に行かなければならない…ということになる。

たまにとうとう「徹夜…かっ」ってことも何度かあった。


眠れない夜程きついものはない。

眠れない夜には、決まって「あっちゃん」が出て来る。

普段はほとんど見ることはないが、こんな夜はあっちゃんのビデオが見たくなる。(携帯のカメラで撮ったもの)ベットに横たわったまま…それを見る。写真であったり動画であったり…薄暗い明かりの下。


生きている…

話をしている…

動いているあっちゃんが懐かしくて愛おしい。


私も馬鹿だな…。

益々眠れなくなるのに…。

携帯の画面を動かないように撫でながら…あっちゃんと話す。

そんな眠れない時間を暫く過ごす。


あっちゃんが入院していた時は緊張して安眠できたことなどない。

例え頭は眠っていても、心は常に…ドキドキしていたように思う。

毎日毎日…あっちゃんの事が心配だった。

毎日毎日…あっちゃんの病気の事を考えていた。

毎日毎日…不安だった。

毎日毎日…怖かった。

毎日毎日…「死」なないで…と両手を合わせていた。

何かが起こりそうで、

見えない重圧に押し潰されそうになっていた…。


「俺…死ぬんかのぅ。」と、たった1度だけ義母に漏らしたあの言葉…


もし…「俺…死ぬんかのぅ。」って…私に聞いてくれていたら・・・抱き合って泣く事が出来たのに…

そうすれば、言えないでいた本心を少しでも聞く事が出来たかもしれないのに…

抱き合って…泣けば良かった…生きているうちに・・・と今になって思う。

確かに今、私からあの苦しい恐怖感や重圧感は消えた。

だけど…その分・・・孤独感が押し寄せて来て、どうしても眠れない日が増えのも事実だ。

×

非ログインユーザーとして返信する