絶望の底から青い空を見て・・・

2014年12月31日
私の目を見て医師は、言った。
「24時間の命です。」
2015年1月20日最愛の夫は、死んでしまった。
死・借金・裏切り・崩壊・人間不信…
今、独り…目に見えない何かと闘いながら生きていく…。
逢いに逝けるその日まで…。

さようなら・・・コンビニ

本、コップ、メモ帳・・・・一つ一つ・・・が、語りかけて来て、涙で何もできない、進めない日を送っている。


コンビニとの契約が終了した。

その日、久しぶりにコンビニに挨拶に行った。

あっちゃんは、店の角にある吸い殻入れが置かれた場所でよく煙草を吸っていた。お客さんと話しながら・・・よくそこに立っていた。

事務所の中は、あっちゃんが、いた時より少しだけ綺麗に片付けられていた。

でも、やっぱり廃棄商品の山だし、雑然としているし・・・。



よく見ると、お気に入りの椅子が、揺れている。さっきまで誰かが座っていたのだろう。

あっちゃんは、椅子に座って片肘ついて頭を抱え毎日沢山の発注をしていた。疲れたら椅子にもたれかかり背伸びをする。

まだ、あっちゃんがいるようだった。

いま、ここに居ないのは、

「はっはぁ〜ん。また、煙草吸っているなぁ。」なんて、思わせるほどそこは

、全く変わっていなかった。

そっと腰を下ろしてみた。椅子からかすかにあっちゃんの臭いがした。目を閉じ椅子を揺らした。

「お疲れ様でした。」小さい声でつぶやいた。思わず涙が出た。

あーぁ。

もう、ここにも い な い。


コンビニとの話し合いは、今日で終わったわけじゃない。今日からが本番だ。これから、どれだけお金の請求がくるのかと思うと・・・・怖くて怖くて。


「あっちゃん、助けてよ!」


挨拶をして、足早に去った。

思い出はあるけれど、どうしても居心地の良い場所とは言えない。彼の苦しんでいる悩んでいる姿が浮かんでくる。


命を削った場所・・・・だから・・・



そして、私にはやらなければならないことがある。

「引っ越し」のための準備。


いつ・・・でも、出ていけるように。


この家から・・・・


片付けは、3月29日から始めた。一向に進まない。

21年間の家族の生活蓄積物は多すぎて、思い出はあるし、なかなか捨てられない。

あっちゃんのメモ書きが出てきたり、写真でも出てこようものなら、もうその日の片付けは、終わりです。


涙・・・・涙で・・・できないのです。


1年は、かかりそう・・・

大丈夫かなあー!


弁護士にお願いしてみよう。

ゆっくり片付けさせて!と。

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