亭主…元気で留守がいい…⁉︎
私の友達に…長い期間「鬱」のような症状に悩まされ、今では、更年期障害と相重なって…ほぼ日中は、布団の中で過ごしている人がいる。
彼女の楽しみは、月に2,3度行く娘さんとのお買い物(食品)。その時は、目一杯オシャレしてお化粧して出掛けると言う。
たまに、スーパーで出会うことがある。
その時は元気そうに見える。
しかし、日頃は、料理も掃除もほとんどしないそうだ。
もう…そんな状態が20年近く続いているらしい。家族の温かい理解がなければ辛いだろう。
彼女は、よく電話をかけてくる。
1時間は平気で話す。
昔の話をするのが好きで、自慢話を永遠と語る。
彼女は、30代前半まで小学校教諭をしていた。しかし、体が弱く…早期退職することになった。
ご主人は、現在小学校で教頭をしている。
昨日も電話があった。
40分ぐらい話した。
「ご主人が理解があって…よくしてくれるからいいよね。」
「そんなことはない。嫌みばかり言ってくる。」
「それでも…御飯作ってくれるし、感謝…感謝やね。」
「感謝はしとるけど。私と一緒にいるとイライラするらしい。私も一緒にいるとしんどいよ。顔合わせたら意地悪な事ばかり言うから…。 一緒に居たくない。
旦那…元気で留守がいい…ってよく言ったもんだ。と思う。」
「そう…」・・・と、私。
『それでも…生きているではないか。憎まれ口言われながらでも…』
「きっと、定年退職しても、1人で電車の旅に出るやろうね。まあ…一緒に行く気もないけど…」
「そう…」・・・と、私。
「電車は長いこと座って居ると腰が痛くなるし、向かい合って座ったところで話は無いし…また、嫌み言われるだろうから…
一緒には行かない。主人も、誘わないよ。1人がいいって…」
「そう…」・・・と、私。
互いに「健康」でいる事が…夫婦円満の秘訣なのだろう。
でも…分かってないな・・・。
本当にいなくなると、
どれだけ「苦しい」か…。