水平線まで泳いでいく…
水平線までの距離って、たった4.5kmなんだ。たった…の…。
遠くて…遠くて、果てしなく続いていそうなのに…
行っても行っても辿り着きそうもないのに…。水平線の彼方には4.5kmで到着することができるんだ。
心が笑う日などない!
哀しみは消えるはずがない!
しかし…
何事にも、限界が・・終わりが・・存在するのだろう…。
それも、果てしなく遠い未来ではなくて、わりと近いところに終点があるのかもしれない。
昨日は眠れなかった。ベットに横になった頃、陽はすっかり昇っていた。
目が覚めたのが10時過ぎ。
数少ない友人からの電話に起こされた。
服を着替えて…フロントに走った。感じのいいスタッフだったし、チェックインの時、優待券から商品券を沢山頂いたので、
とても言い難くかったけれど…。
「海がベランダから見えないのがどうしても…ストレスなんです。お部屋を出たいです。」って伝えた。
キャンセル料が出ないように7日にチェックアウトをすれば良いこと、そして、最寄りのレンタカー会社を紹介してくれた。その上、そのレンタカー会社にまで連れて行ってくれると言う。深く深くお礼を言った。
見えない不安…
やるせない憤り…
踏み出せない一歩…
スッキリしなかった思い…
解決できた。
どうにかなるもんなんだ。
でも私の力ではない。助けてくれる、沈んだ心を汲み取ってくれる誰かがいるから…解決できたんだ。
遠くだと思っていた水平線が…こんなにも近くにあった…。
「私の消えたはずの未来」も…案外近い所にあるのかもしれない。
もがいて…もがいて…今苦しくても…もう少しで辿り着くのかもしれない。