絶望の底から青い空を見て・・・

2014年12月31日
私の目を見て医師は、言った。
「24時間の命です。」
2015年1月20日最愛の夫は、死んでしまった。
死・借金・裏切り・崩壊・人間不信…
今、独り…目に見えない何かと闘いながら生きていく…。
逢いに逝けるその日まで…。

私の責任として…

たった23日間だった。

たった23日間しか看病できなかった。

感謝の思いも

幸せだったことも…

大好きな…この気持ちも…

伝えられていないような気がする。


でも…どうなんだろう・・


例えば、1年も2年も…何年も入院生活をおくっていたら、その間に、 思いの丈を伝え…聴くことができたのだろうか…。

「もう…思い残すことはない…。」と、思えるほど話せただろうか。

「十分看病したし、あっちゃんも頑張った…これ以上頑張ることはない…」なんて…

思えたのだろうか…。

そんなこと…



あるはずがない…


2年前の12月31日…余命宣告から、たった20日で旅立ってしまった。心の何処かに…愛する者だけに、感じ取れる嫌な予感もあったのは確かだ。だけどまさか、こんなに早く永遠の別れになろうとは…思ってもみなかった。

言い遺したことが、お互いに沢山あったようで…仕方がない…。

現に彼は借金のことは、一言も言わずに逝った。

病気のことも、コンビニのことも…これからのことだって…言いたいことはなかったのだろうか。


そんな事をついつい考えてしまう。

伝えられなかったメッセージを、聴き取れなかった思いを、四角い箱の中のあっちゃに聞いてみたところで…


慰めにもならない…。

ただ…

「ごめんね…」と、謝ることしかできない。


たった…23日…だった。

23日間で逝ってしまった。


感謝の言葉も

この熱い想いも…

思い出話しも・・・できなかった。


こんな永遠の別れ方って…⁈


どんな別れ方も「哀しみ」は同じだろ…。


ただ…遺った者が後悔をし、苦しまない様に、

大切な人には、きちんと言葉でも手紙でもいいから、自分の想いを伝えようと思っている。

遺った人が…少しでも心穏やかに過ごせるように…。

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