再出発…でも、何か足りない。
朝が来て…夜が来て…また朝が来た。今日…私は一歩を踏み出した。
アパートの台所は料理が作れる広さではなかった。それでも土曜日、朝からカレーを作った。お昼は、娘を呼んで2人で食べた。お皿がなくて、ボールをカレー皿代わりにして食べた。その日の夜は一人で食べた。次の日の昼も…そして、夜もカレーを一人で食べた。
泣きながら…食べていた。
美味しかったけれど、寂しい味がした。何かが…物足りない・・・。そんな感じが、
ずっと…ズッとしてる…。
いつもいつも…何か物足りない…。
そんな中で生きている。
仕方なく…。
今日から仕事が始まった。
私のことを知らない職員は、なぜ違う県に来て、一人でアパートを借りて仕事をしているのか…疑問に思うのだろう。容赦無く…ぐいぐい聞いてくる。
手短に…話す。
絶句・・・
ひと呼吸おいて、
「職員の皆さんには失礼極まりない事かもしれませんが、仕事は私のリハビリと考えています。仕事を通して私自身が楽しもうと思っているのです。」と、答えた。
少し…納得…⁉︎
午後5時15分
勤務終了。久しぶりの満足感と疲労感。
続けて やってみよう。
目をつむって逃げてばかりいないで・・・向かって行こう。今そう思っている。
あ〜ぁ。
あっちゃんがいてくれたら…バリバリ頑張れるのに…と、つい思ってしまう…。