絶望の底から青い空を見て・・・

2014年12月31日
私の目を見て医師は、言った。
「24時間の命です。」
2015年1月20日最愛の夫は、死んでしまった。
死・借金・裏切り・崩壊・人間不信…
今、独り…目に見えない何かと闘いながら生きていく…。
逢いに逝けるその日まで…。

なっちゃん!笑顔を見せて…

息が出来なかった…。





私は、ただ真っ暗な道を、カーナビを頼りに国立医療センターへと車を走らせた。


あっちゃん…ごめんね。

お盆に帰らなかったから、意地悪したんだね。でも…意地悪するんなら私に直接して・・・

私は、今、今死んでも全然かまわない。だから、なっちゃんを見守って。 なっちゃんを元気にして…。


お母さん…

お父さん…


なっちゃんを…

娘を・・・助けて…。


車の中でひたすら祈った。



今日は、仕事が休みだったので、朝から洗濯三昧。シーツも洗おうと洗濯機を回した時、電話が鳴った。

「なっちゃんが昨日からずっと下痢で、いま大泣き…。お母さん来てくれる?」

行かないわけないじゃない。

直ぐにかかりつけの小児科へ。


①風邪からくる下痢?

②薬によるもの?(整腸剤が入ってなかった)で良い菌を殺してしまったのかも。 と、言われた。


新しい薬を調合してもらい、帰宅。昼寝もしっかりして、晩御飯も食べさせた。随分元気になったので、私は自分のアパートへ帰ることにした。

そして、お風呂から上がろうとした時だった。



電話

着信6回…


「救急車呼んだから」とメール


直ぐに電話する。


「どこ?」




「国立医療センターに向かってる」


濡れた髪もそのまま…

財布と携帯と車の鍵だけ持って…車に飛び乗りカーナビを合わせた。


南無阿弥陀仏…

南無阿弥陀仏…


私が代わりに逝くから…

助けて…


あっちゃん‼︎



何度も何度も呟いた。



処置室の前の椅子に座っている娘と、その胸にしっかりと抱かれているなっちゃんを見て…安心した。

涙が…今・・・止まらない…

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