絶望の底から青い空を見て・・・

2014年12月31日
私の目を見て医師は、言った。
「24時間の命です。」
2015年1月20日最愛の夫は、死んでしまった。
死・借金・裏切り・崩壊・人間不信…
今、独り…目に見えない何かと闘いながら生きていく…。
逢いに逝けるその日まで…。

待ちくたびれて・・・

また、夜がやって来た。以前ならこの布団に入るまでの時間が大好きで大好きで・・・

あっちゃんと夫婦二人だけの生活は、9年目を数えていた。

あっちゃんは夕方から、コンビニに行くことが多くなっていた。


だから、夜は、私ひ・と・り。


この「一人の時間」が、

たまらなくいい!

「一人の時間」が、

たまらなく好きだった。

録画している韓ドラ見たり、オットーのカタログ見ては、似ても似つかないモデルと自分を重ね合わせ、ひとときお金のかからないカタログショッピングを楽しんだり、

ゆっくりお風呂に入ったり・・・・・コーヒー作って、テーブルへ置き、足をくんでリラックス・・・・・。誰にも邪魔されない、私だけの自由時間。


私は好きだった。



でも、よく分かった。


いつかは必ず帰って来る人がいるから「一人の時間」は、楽しいのだということが・・・・。


あっちゃんが必ず帰って来ると思っているから・・・・大好きな時間だった。

私は、あっちゃんの帰りを「待ち」

・・・・その「待つ」時間を楽しんでいたのだ。

帰ってくるという「安心感」があったのだ。


人は、余裕がないと

心 から笑えない。

人は、ゆとりがないと

人に優しくできない。

人は、安心してないと

心から楽しめない。


今、本当に分かった。


「待つ」って、素敵なことなんだ。


待つ人がいるって、

とてもとても幸せなことなんです。


待ちくたびれて・・・・

×

非ログインユーザーとして返信する