人生…迷い道・・本当の居場所①
3月…
この街に来て、7ヶ月が過ぎた。
シフト制の仕事の流れにも慣れた。子ども相手の職種だから、以前とさほど変わりはない。
しかも偶然にも、アパートと職場との間に、その通り道に・・娘一家の住まいがある。仕事帰りに立ち寄り、なっちゃんと遊んだり、機関銃の如くお喋りをして過ごす楽しみもできた。
しかし…そんな生活を送る中・・・心の片隅に常に重たい影が浮かんでは消え、消えては浮かび上がり…何とも落ち着かないのも事実である。
それは、義父母と義弟の存在だ。
私は、
あっちゃんが居なくなった時…
私自身の心のモチベーションを保つことに必死だった。
全てから逃げたい…と思いながらも、長男の嫁だった私は、…その責任の重さも感じていた。
だけど…
あっちゃんはいなくなった。
私はあっちゃんの妻。
その役目はなくなった…。
今こうして…7ヶ月。
私は、あっちゃんと暮らした家を出た。すぐ近くにいる義父母を残して。(同じ敷地内に両親の家がある。)
私の居場所は、もうあの…2人で建てた家じゃないと…思ったから。
あそこには…いられない・・・
私は、ずっとあっちゃんと居るはずだった。あっちゃんが居なくなった途端に…私の居場所が消えた…。
ただ…それだけ・・・。
ごめん…ね。