絶望の底から青い空を見て・・・

2014年12月31日
私の目を見て医師は、言った。
「24時間の命です。」
2015年1月20日最愛の夫は、死んでしまった。
死・借金・裏切り・崩壊・人間不信…
今、独り…目に見えない何かと闘いながら生きていく…。
逢いに逝けるその日まで…。

ゆらり…飛んで、根付く場所。

新学期が始まる前日…


その日、さくら寮の利用者だけで花見をする計画をしていた。お昼ご飯は、みんなでマック!

近くの公園で食べる。


たったそれだけ…。


だけど、

通学の数分間。

週に一度のおやつ買い。

家族との外出や学校での現場実習。


それ以外は、何か特別な事でもない限り公道を歩くことはない。ましてや公園に行って、お昼ご飯なんて…。

園外に出ない、自由に出られない利用者にとっては、いくら敷地内に沢山の桜があるとはいえ、近くの公園に行く事だけでも、開放的で嬉しいものだろう。

中高生の彼女らは、少しはにかみながらハンバーガーをベンチに座って美味しそうに食べた。

公園には、昨日の雨と風で散ってしまったさくらの木が、それでも十分な存在感で、暖かい風と一緒に揺れていた。


なんてのんびりした時間だろう。

今年度高3になる利用者が静かに言った。


気持ちはいいけれど、いつもの場所の方が落ち着いて食べられる。早く寮に帰りたい…なって。


例え不便であっても、

例え外出がままならなくても、

例え規則が多くて束縛感があっても


慣れた場所には…

見慣れた所には…

自分の居場所が見える。


挑戦することも大事だけれど、自分の落ち着く場所で、小さくとも花を咲かせることも大切。


彼女の言葉で、

人は、根付いたところで…


自分なりの花を咲かせることに、


また、気付かされた。

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