絶望の底から青い空を見て・・・

2014年12月31日
私の目を見て医師は、言った。
「24時間の命です。」
2015年1月20日最愛の夫は、死んでしまった。
死・借金・裏切り・崩壊・人間不信…
今、独り…目に見えない何かと闘いながら生きていく…。
逢いに逝けるその日まで…。

最大の後悔

あの日がやってくる。

あっちゃんが再び輝こうと意気揚々としていた・・・あの日が・・・。

ちょっぴり!「幸せの予感」・・・も あったのかもしれない。

本当は、不幸の始まりだったのに・・・

全然気づかなかった。


親戚や友達から届いた飾り花や大きな観葉植物の数々。店の中には入りきれないので、店頭にもずらりと綺麗に並べてもらった。姉妹からは、大好きな蘭の鉢と祝電が送られて来た。

平成14年8月8日

空は晴れ渡り・・・夏本番・・ 。


店の外にもテントを張り、FF(ファーストフード)の店頭販売をした。お客さんには、風船やうちわのプレゼント。

本部の応援もあって賑やかなオープン当日だった。

あっちゃんのコンビニ・・

開店・・。


店の中に響くお客さんの声。それに、負けまいと、気合いの入る接客用語。

「いらっしゃいませ。こんにちは。」

沢山のお客さんを見ると嬉しくて・・


慣れないレジに四苦八苦しながら、それでもあっちゃん笑ってた。

これまでに見た事がない真面目顏。


二人で並んだレジの前。

緊張して失敗・・・それがおかしくて、おかしくて、笑いが出る。しかし、お 客さんの前で声を上げて笑ってはいけないので、必死に我慢する。

顔を下にしたり、後ろにしたり、誤魔化しながら・・・・ 我慢すればするほどおかしくなる。

二人の目が合うと、もう、大変!

笑いで言葉が出ない。

「◯◯円になります。」が、言えない。


笑いを堪えて、事務所の中に駆け込む。そして笑った。

顔見合わせて腰を曲げて笑った。

睡眠時間は、3時間。

命を賭けた転職・・・だった。


幸せになれると思っていたから。

でも・・・でも現実は違ってた。

全く違ってた。



コンビニをオープンさせたことこそが、私の人生最大の後悔だ。


私に「先見の明」があったなら・・コンビニなんかやらせなかったはず。


ごめんね。


あっちゃん!

車を走らせていたら、そんなに距離も離れていないのに、コンビニが列をなして並んでいる。建設中のコンビニもある。消費者からすれば、ありがたい。


店長さん!暑いですが、身体に気をつけて無理をせず頑張って下さい。

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