絶望の底から青い空を見て・・・

2014年12月31日
私の目を見て医師は、言った。
「24時間の命です。」
2015年1月20日最愛の夫は、死んでしまった。
死・借金・裏切り・崩壊・人間不信…
今、独り…目に見えない何かと闘いながら生きていく…。
逢いに逝けるその日まで…。

もう少し・・


時々、夏の太陽が現れてその日差しを手で覆うこともあるけれど、もう、すっかり秋。

風に

赤や黄に色を染める木の葉

歩く人の姿

暗闇に光るネオンにさえ

寂しげな優しい柔らかさを感じる。


あの日から8ヶ月・・・

私の心はあの時のまま・・・

動くことがなくて、

前に進めない。

毎朝・・・目が覚めると、

必ず探している。

もしかしたら・・・

あっちゃんの寝室で、

枕に顔を埋めて

気持ち良さそうに

眠っていないだろうかと・・・


いつも夜中に帰って来るので、

私は、その寝顔に

「行ってきます。」と・・・

小さく言って出勤していた。


もしかしたら・・・

もしかしたら・・・今日は、

いるんじゃないか・・・と、

何度もドアを開け確認してみる。


もう、8ヶ月・・

そこに居た愛しき人は、

もうここにはいないみたい。

何がしたい訳じゃない。

ただ、

「秋が来たね。もうすぐ冬だね。」って・・・

一緒に季節を感じたいだけ!

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