絶望の底から青い空を見て・・・

2014年12月31日
私の目を見て医師は、言った。
「24時間の命です。」
2015年1月20日最愛の夫は、死んでしまった。
死・借金・裏切り・崩壊・人間不信…
今、独り…目に見えない何かと闘いながら生きていく…。
逢いに逝けるその日まで…。

黄色い紙の行方

途中休憩!

お気に入りのパン屋さんが入っているサービスエリアで車を停めた。

かなり賑わっていた。

今日は土曜日だから・・・

どこを見ても家族連れ・・・・。


私は、もちろん、ひ と り・・。

一人ドライブ。


一人ドライブは、

「私の自由時間」


その密室の中では、泣いても叫んでも、暴言吐いても・・・悪口・陰口何でもあり!


この密室に、盗聴器や隠しカメラが設置されていようものなら・・・・・ ・・大変なことになるだろう。


なんて、考えながら・・

ちょっと休憩。

パン屋さんへ直行。


甘い匂い・・・

どれにしようか迷っていると、

黄色い紙を差し出して、

真っ直ぐ・・・

私に近づいて来る人が。

迷わず、私の方へ・・


「これを使って下さい。」

「えっ!」

「ありがとうございます。」

受け取ってしまった。

どうして私なんだろう。

70代の女性だった。

それは、当日のみ有効の限られたサービスエリアだけで使える「50円割引券」だった。


どうして私だったのだろう。

家に着いて食べたパンは、

いつもより甘く感じた。

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