台風情報も聞かないで…
私は一人で・・
時折吹いてくる風も無視して…
二人の動画を見てる!
少し不安な夜はこれ…が一番。
怖いものなんてないけれど…
まだまだ心配なことは結構あるんだよなぁ。
神奈川に住む姪の家族…
千葉に住む甥の家族…大丈夫かなぁ…って・・・
早く過ぎ去れ!台風19号…
2014年12月31日
私の目を見て医師は、言った。
「24時間の命です。」
2015年1月20日最愛の夫は、死んでしまった。
死・借金・裏切り・崩壊・人間不信…
今、独り…目に見えない何かと闘いながら生きていく…。
逢いに逝けるその日まで…。
台風情報も聞かないで…
私は一人で・・
時折吹いてくる風も無視して…
二人の動画を見てる!
少し不安な夜はこれ…が一番。
怖いものなんてないけれど…
まだまだ心配なことは結構あるんだよなぁ。
神奈川に住む姪の家族…
千葉に住む甥の家族…大丈夫かなぁ…って・・・
早く過ぎ去れ!台風19号…
人には様々な苦悩ある。
私もいろいろな気持ちと闘いながら生きてきた。大したことはない!誰もそうだ!
そんな時…
職員の家族の哀しみを知った。30代半ばの職員はただいま妊娠7ヶ月。2歳になる女の子もいる。
その女の子がRSウイルスが原因で肺炎になり…脳炎になり・・一時は命も危ぶまれた。そして今は、意識が戻らず(治療として戻さないようにしているらしい)寝ている状態が続いていると人伝てに聞いた。
その職員が久しぶりに学園に来た。
化粧気のない顔にマスク。疲れ切っていることは見て取れる。
そして…目にいっぱい涙を溜めながら・・・
「始めの10日間は、命さえ助かってくれれば…と思って願った。今は命には別状はない。でも…障害が残るかもしれないと言われ、今度は、それがどの程度なのか…と思うと毎日が苦しくて、考え悩んでいる。何故この子が…と・・・」と…涙した。
何故…主人が・・・
何度も思い、自分を責めた。
命さえあれば…・・が…
命を取り留めたら…
後遺症が少しでも軽くあるように…と願わない人はいない 。
ましてや!2歳のまだ小さい子どもだ。どんなに苦しみ哀しみ…何も出来ない自分を責めたことだろうと・・親の気持ちを思い涙が出た。
4年前…
23日間…
12月31日「24時間の余命宣告」
何とか…命だけでも…と思った。
もし…
もし…
命があったなら・・・
手や足に6本の点滴。
体は2倍、いや!3倍に膨れ上がり、絶食が続き肝性脳症の症状が徐々に重症化する…そんな寝たきりの生活を…
主人は、そんな生活を繰り返し…繰り返し生きていくことを『幸せ』と思うだろうか…。
そして私は、ベットに横になっていり主人を看て、命があるのだからずっとこのままでいい…と思うだろうか…。
その職員も…きっと・・
我が子の成長を夢見…笑いながら、楽しみながら語り合いながら共に生きたいと願っているに違いない。
生きているだけでいい…!?
生きているだけで・・・
愛おしい人が亡くなってしまった…その壮絶な哀しみは同じなのに…
主人を亡くしてどのくらいの月日が経った頃だろうか…。私の心は崩壊して醜い悪魔になっていた。(もともとその要素は存在していたのだろう)
哀しみの中…私は・・
あなたは、
まだ若いから、これから先には新しい人生が始まるかもしれないよ。
あなたには、
毎日一緒にいる子ども達がいるじゃない!その子ども達があなたを笑顔にしてくれるはず…。
あなたには、
夢中になれる仕事がある。それだけで気が紛れるよ。周りには仲間や友だちがいるじゃない!
あなたは、
お母さんが生きているでしょ!お母さんの胸で泣けるじゃない!一番の理解者だと思うし、寂しくなったらお母さんの側に行ける…。
私は…
借金で家を取られ、主人名義の物は貯金も車も…何もかも・・取られちゃった…し・・
両親も…。
落ちて落ちて…落ちていく…。
人と比べる…ことではないのは分かっている。でもいつも悲劇のヒロインに成りすました。私が一番哀しいんだぞー!って…。
だから、そこから…何としてでものし上がろうと思った。
主人が亡くなった年の夏、沖縄に一人でプチ移住した。沖縄に永住しようかとも思った。しかし3週間で家に帰った。
主人の死後2年を過ぎた頃…仕事と居場所を変える事を決意した。
そして今こうして…
一人でアパートを借り生活している。
お陰で、娘にはすぐ会えるようになった。仕事も安月給だけれど見つけた。満足した?生活ではないが…。
これが正解なのかどうかもわからないが…。
ただ…あの場所(嫁いで暮らした家)にいるより気持ちが楽になった。
『土地・資本・労働が生産の三要素』ならば、
『家族・仕事・住居が幸せの三要素』なのかもしれないと…思った。