絶望の底から青い空を見て・・・

2014年12月31日
私の目を見て医師は、言った。
「24時間の命です。」
2015年1月20日最愛の夫は、死んでしまった。
死・借金・裏切り・崩壊・人間不信…
今、独り…目に見えない何かと闘いながら生きていく…。
逢いに逝けるその日まで…。

透明な合言葉

娘の大好きな絢香のコンサート


13時に待ち合わせをした。


12時30分 ラインが届く。

「トラブル発生!14時にしよう」


体調でも悪いのか!

なっちゃんが病気なのか!心配したが・・・


な!な!なんと!

チケット紛失!


はぁ〜ん!?


まあ!私はファンでもないし!

そんなに見たくてしかたない訳でもない。

絢香の歌は三日月と空の下だか上だか…のような曲しか知らないし…


まっいいか!と思った。


しかし15000円・・・


…勿体ないなぁ・・。


「しっかり探せ!」


と、メールを送った。


結局見つからず!


娘は旦那さんと一緒に、

興行主催者に電話したり、チケットを購入したチケットぴあに電話したり、セブンイレブンに行ったり・・


その結果・・・


入れました!


そして…泣きました!


透明な♪…

あいことば…♪


私の好きな曲に登録完了!!

これが…死別。

病院の待合室に私はいた。

4人掛けの椅子に・・ひとり…。

30人近い患者さん…

ざわざわ…ざわざわ…遠慮がちな…お喋りの声…。


見回してみると…どう見ても平均年齢は80に近い。少し…小さくなって座っていた。今日は右目の手術日だ。


患者さんらしき人の横には、家族の人が付き添っている。


そんな待合室にいると…泣けてきた。


寂しい訳じゃない!

不安な訳でもないし、怖くもない。


ただ…とても・・・

悲しくなった。


一番…そばにいて欲しい時、

私は、壁にもたれ掛かり天井を仰いでいるだろう。


これからは…いつもこうなんだろうと…改めて私の人生を悟った。


これが…「死別」なんだと…。

まだまだ…会えないのなら・・

この…4年間・・・


地球が半転したかのような・・・

随分と変わってしまった私の生き方。

「哀しみ」を秘め…

必死に順応しているかのように過ごしてきた。

自分の選択を信じ、身の回りの環境も変えてきた。


あの日から…4年・・・。


なっちゃんが生まれた。


なっちゃんが、

「あっちゃんじぃじに会いたい…」って言うまでに成長もした。


あっちゃんが世界一愛しい娘は第二子を授かった。


あっちゃんと生活を営んだ場所…から、娘家族と良い距離感にある…一人でも生きられる場所に移った。

突然の人生変更だった。


あれから…4年・・・今思うことは、

人より…とてつもなく「大きなリスク」がある分負けてはいられない。


何に?


…って問われると、


社会に!

人に!


自分に!

・・ってカッコよく答えてみようか。


これから先は、

「人」より…沢山笑って生きてやろう!なんて…強がっている!