今日で…
四年が経ちました・・・。
ただ…ただ…会いたい。
それだけです。
そして…リリィが、昨日…あっちゃんのところへ逝きました。
今頃…4年ぶりの再会を果たし、抱き合い…二人仲良く元気に走り回っていると思います。
リリィ…あっちゃんをよろしくね!
2014年12月31日
私の目を見て医師は、言った。
「24時間の命です。」
2015年1月20日最愛の夫は、死んでしまった。
死・借金・裏切り・崩壊・人間不信…
今、独り…目に見えない何かと闘いながら生きていく…。
逢いに逝けるその日まで…。
今日で…
四年が経ちました・・・。
ただ…ただ…会いたい。
それだけです。
そして…リリィが、昨日…あっちゃんのところへ逝きました。
今頃…4年ぶりの再会を果たし、抱き合い…二人仲良く元気に走り回っていると思います。
リリィ…あっちゃんをよろしくね!
何がしたい…って・・・
あっちゃんと旅行に行きたいよ。
脱いだものは脱ぎっぱなし、部屋の片付けもできないのに、旅行鞄の中は、それはそれは…綺麗に整理されていた。
ズボン類、下着、部屋着、小物の数々。見分けがつき、取り出しやすいように…
そして、
おしぼりティシュから爪切り、埃とりのコロコロから、何故かアロンアルファまで、困った時には、
「○○持ってる?」って聞くと直ぐに出てくる。
ドラえもんのポケットのように。
旅行が好きだった。
しかし、コンビニ経営を始めてからは、長期間の旅行はできなくなった。
旅先では、
毎日…衣装を替え、
それに合わせてサングラス、帽子に…靴。
歳を重ねるごとにオシャレになっていた。
観光より…
郷土料理より…
その土地で人に出会い、そしで友達になった。
普段できないオシャレをし、いつもと違う自分を装う事を楽しんでいた。
これから、二人でどこへでも行けたのに…。
腕組んで…歩けたのに…。
笑顔いっぱいのあっちゃんの横で、私も一緒に笑いたい!
「リリィがあまり動かなくなった!」と、義母から娘に電話が来た。
次の日が土曜日だった事もあり娘家族は、急いで実家に帰ることにした。
リリィ…は、あっちゃんから娘へのプレゼントだった。
今から16年前…我が家に・・・突然やってきたミニチュアダックスフンドである。
それは、手のひらに乗るほどの大きさでとても可愛いかった。ぬいぐるみのようだった。二人(主人と娘)は奪い合うように自分の手のひらに乗せ胸に抱き喜んだ。
その可愛いミニチュアダックスフンドに、私の実母の名前の一文字をとって「リリィ」と名付けたのも二人だ。多分それは、家で飼う事を私に了承してもらいたい…と思った主人と娘の策略だった。
確かに可愛いかった。
数日…我が家で飼った。「過ごした!」と言った方が正しいだろう。
しかし…、
夜中、小さい声ではあったけれどリリィの泣き声が気になった。私も仕事をしているので、日中留守にする家では、食事や散歩などの世話ができないという実態もあった。
そこで、リリィは、我が家ではなく義父母の家で飼う事になった。義父母の家と言っても、同じ敷地内にあるスープも熱々状態で冷めない距離だから…しぶしぶではあったが娘も了承した。
あれから16年…。
リリィは、飼い主である娘の結婚式もあっちゃんの「死」も見た。なっちゃんが生まれ…なっちゃんとも仲良しになった。
そのリリィが年齢のせいもあるのだが、この頃元気が無くじっとしている事が多い…と連絡があったのだ。
義父母が病院へ連れて行くと、肝臓が悪くなっているそうで、尿の色は、「黄色」をしていると…。
あっちゃんと同じではないか!
肝臓! 黄色!
黄色く流れた最期のあっちゃんの涙を思い出した。
もしかしたら…そう長くは生きられないだろう…と言われたらしい。
1月20日
主人の祥月命日。
主人が呼んでいるのかなぁーと思う。
「リリィー」って…
なんか聴こえてきそう…