絶望の底から青い空を見て・・・

2014年12月31日
私の目を見て医師は、言った。
「24時間の命です。」
2015年1月20日最愛の夫は、死んでしまった。
死・借金・裏切り・崩壊・人間不信…
今、独り…目に見えない何かと闘いながら生きていく…。
逢いに逝けるその日まで…。

未来予想図1

たった一人の友達。

大学で出会ってそれ以来…唯一近況連絡を取り合っている友達。


私のブログの中にも何度が登場している。

最近の話は、この3月にお父様を亡くしてしまい私に…

「みなしごになってしまった」と電話してきた小学校教諭で独身の女性。

彼女と老後と貯金について話をした。

私たち2人に隠し事はない。(そのつもりだけど…)あっちゃんが知らないことも知っていると言った方が伝わるかもしれない。


私も彼女も両親が他界している。

私も彼女も三兄弟。

私も彼女も一人暮らし。

趣味が同じ。


彼女はずっと独身。

私は3年前に主人と死別。


環境が似ている。

哀しみの数があるとしたら私の方が多いだろうけれど…

現在の心の淋しさであったり、心のモチベーションだったりが同じような気がする。


彼女はバリバリの先生。


60まで働いて、2、3年かけて家を片付け、家や土地などの財産を三等分したら、自分がもらった分だけお金に替えて、必要なものだけ持って、海の見える小さな綺麗なアパートを見つけ・・・

2人(私と彼女)で隣接した部屋を借りて過ごそう…と話している。


まさか…人生の結末がこんな形になろとは想像もしていなかったけれど、未来を語るのは、どことなく楽しかった。

60まで…かっ。

やらなければならないことが沢山あるなぁ。まだまだ整理できていないこと山積みですから…。


ぼちぼちやっていこう。

生きたいのか…死にたいのか!

スタッフルームからデイルームにいる利用者を眺めていた。

天井を伝う大きな窓からは、散々と自然の光が差し込んでくる。


こんな日…寝転がってテレビを見ている中、高校生。前半は3連休のゴールデンウィーク。今日は、1人だけ祖父の迎えで外出している利用者がいる。買い物に行って昼食を共にするらしい。ニコニコ顔で車に乗って出かけて行った。


今日は朝から、数人の利用者が自宅へ電話をしている。もちろん外出や外泊のお願いを家族にするため。しかし…その殆どの利用者が電話を切る時には肩を落とす。

「また、連絡するから…」って中途半端な答えが返ってくるからだ。


白か黒!

行くのか行かんのか!

するのかやめるのか!


私はいつもあっちゃんに迫った。


お酒止めるか…

仕事辞めるか…

入院するのか…

離婚するのか…


生きたいのか!


それとも・・死にたいのか!

あっちゃんは、私からの激しい尋問に…いつも心の中でどう答えていたのだろう。

答えを聞くまでもなく、私はいつも結果を自分で決めていたから…。

やめたいけど…やめられないこと…って・・誰にでもあるよっ…。

愛の哀しいテレパシー

ドキッ…とした。

やっぱり・・あるんだと確信した。

愛する者同士だからこそ感じるテレパシーの様な・・不思議な感覚…。

さんじゅうしさんのブログに、2人でレンタサイクルを借りて花畑へ行く時、前でペダルをこいでいるご主人様のその後ろで、楽しいのだけれど「一瞬…主人がいなくなるような気がした」のを覚えている…と記述がある。

私も感じた。

何故か少しだけ恐怖心を感じいつもより強い動機がした。そして、少し呼吸が止まった。

それは、2014年12月27日だった。

あっちゃんの背中を流してあげようと思い立った。普段背中を洗ってあげようなんて思った事もないのに・・・

ふと…その日、

「あっちゃんの体を洗ってあげなければならない。」と思ったような気がする。

その後…

明日も洗ってあげるからね…って言って次の日も洗ってあげた。不思議と会話なんて全くなかった。年末だと言うのに…何も話さず、ただ私の前にいる主人の大きな背中を見ていた。暖かい…息をしている…存在だけを確かめているかのように。

それが、あっちゃんにとって、最期の入浴になろうとは、勿論知るわけもなく…。

だけど…確かに感じた。


近くにいるのに遠くに感じるあっちゃんの存在。

湯気で暖かいはずなのに…冷たく見えるあっちゃんの周りの空気。

何かが消えてなくなりそうな…そんな気がした。

そんなはずはない!

そんなことがあってはならない!


しかしその次の日、緊急入院することになる。それと同時に、もう二度と…暖かいお風呂にも入ることができなくなってしまう。


大好きな人が…いなくなりそう…


そう感じた私に・・彼は、

私にだけ分かる方法で…何かを伝えたのではないだろか…と考える時がある。

しかし…未だに分らない。


(さんじゅうしさんの大切な想い出を勝手に使用させて頂きました。申し訳ありませんでした。切なくて…涙が出ました。どうぞお身体をご自愛くださいませ。)