絶望の底から青い空を見て・・・

2014年12月31日
私の目を見て医師は、言った。
「24時間の命です。」
2015年1月20日最愛の夫は、死んでしまった。
死・借金・裏切り・崩壊・人間不信…
今、独り…目に見えない何かと闘いながら生きていく…。
逢いに逝けるその日まで…。

2015年2月のブログ記事

  • 壊れていく体

    不安は的中した。 うとうと・・・・・・・うとうと眠り出すあっちゃん。 「眠いの?」 「おぅ」 うとうと ・・・・うとうと・・・してる。 テレビを消すと、 「テレビつけて!」と、 すると、しばらくして、 また、うとうと・・・ 何故か眠いらしい。 この時は、知らなかったんだけど、何でも、食事が、タンパ... 続きをみる

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  • 偽りの時間

    心は、折れかかっていた。 あっちゃんが、私の目の前で話をしていても・・・。 テレビを見ていても・・・。 彼の姿が、まるで霧の中にでもあるかのように感じていた。 本当に言いたいことを 本当に聞きたいことを 本当に知りたいことを 口に出せずにいたからだろう。 偽りの平穏を装うしかなかった。 少しでも涙... 続きをみる

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  • 束の間の喜び

    お医者さんって、嘘をついてもかまわないのですか? 生死に関わるような嘘を言っても、許されるのですか? あっちゃんは、1日500mlまでの水だけ許された。 もちろん、絶食、24時間の点滴、そして、友達一号(尿袋)とも離れられずにはいたが、お正月の三日間を過ごすことができた。 毎日、24時間あっちゃん... 続きをみる

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  • 最期の二人だけの大晦日

    私の家は、病院から40分の所にある。 同じ敷地内に義父母が暮らしている家がある。あっちゃんは、長男なのだ。 義父母には、帰ってもらった。 29日からの緊急入院騒ぎで、義父母も相当つかれているにもかかわらず、今日は、息子のたった24時間の死の宣告をうけ、さらに、その命の期限を「延命処置をしない」とい... 続きをみる

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  • 延命処置はしません。

    どのくらい時間が経ったのだろう。 まず、家族に知らせなくてはならない。義母に電話した。娘に電話した。それから、私の姉と妹に・・・電話した。 そして、また、声をあげて・・・・泣いた。 「あっちゃんが、死んでしまうよー‼️」 早く・・・早く・・・ あっちゃんの待つ病室に帰った。 白くて重い扉を開ける時... 続きをみる

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  • 死の宣告・・・24時間

    12月 30日 絶食開始。 血液検査。 今日から、24時間の点滴。 水さえ全く飲めない。 大切なのは、尿の量の管理。 この日は、まさか、死が近づいているなんて思いも寄らなくて、彼を病室に一人残して帰ってしまった。 12月31日 この日も、やっぱり水も飲めない。自分で尿を取るのが面倒くさいらしく、尿... 続きをみる

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  • 覚悟した裏切り行為

    店に着いた。静かに降りようとする彼の背中に向かって、 「頑張ってね。」と、一言。 あっちゃんは、知っていたのかもしれない。この時・・・・既に。 私は、気になりながらも、家に向かって車を走らせた。 それから、一時間半後、携帯が鳴った。エグザイルの道・・・聞き慣れた着信音。 あっちゃんだ‼️ 「腹が痛... 続きをみる

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  • 絶望・・・愛とは裏切りなのかもしれない

    「24時間の命」 2014年12月31日、医師から そう告げられた。 「えっ⁉︎今日死ぬってことですか?」 しっかり私の目を見てうなづく医師。 分かっていたような気がする。なんとなく予感してたような・・・。 「明日も、体すっちゃるからね。」 そう、約束したのに・・・・・。 二度と一緒にお風呂に入る... 続きをみる

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