絶望の底から青い空を見て・・・

2014年12月31日
私の目を見て医師は、言った。
「24時間の命です。」
2015年1月20日最愛の夫は、死んでしまった。
死・借金・裏切り・崩壊・人間不信…
今、独り…目に見えない何かと闘いながら生きていく…。
逢いに逝けるその日まで…。

2015年11月のブログ記事

  • コンビニの裏側

    神奈川県厚木市にあるコンビニの店舗で、30代男性店員が、客の立ち読み姿や、客が店内に忘れたとみられる運転免許証の画像・客に対する暴言などを投稿し問題となった。またコンビニ刺殺事件も記憶に新しい。 店側には従業員教育、個人情報の管理そして、二度と起こらないよう再発防止対策を徹底してもらいたいと私も消... 続きをみる

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  • ザワザワ・・ザワザワ

    「これからの一生」という本の中のお爺さんが言った。 「人は、愛する人がいなければ生きていけない。愛さねばならない。誰かを思う時、苦しかったり辛かったりする。だけど、それも愛だ」と。 私も・・・そう・・・。 あっちゃんを思うと、とても苦しい・・。 「やっぱり、愛なのかぁ」と、思いながら、家の中を・・... 続きをみる

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  • もぅ・・いぃーよ。

    「もーぅ!いーかぁーい?」 「もーぅ・・いぃーよ。」 そろそろ終わりにしませんか? あっちゃん!かくれんぼ! 終わりにしませんか? こんなつまらない生活・・・ いい加減に姿を現して、いつものように・・おどけて見せて下さい。 疲れました。 体がもちません! 完全にギブ!アップです。 あっちゃん!終わ... 続きをみる

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  • 黙っているのが「愛」なのか

    静かに時が流れる。 夜になったら何の物音もしない。 電話も鳴らない。 メールの着信音も・・・。 この世の中に私一人なのではないかと錯覚するくらい。 こんな日・・・無性にしたくなることがある。あっちゃんの持ち物の整理。 と、言っても片付けるのではない。あっちゃんの服を畳んでみたり、吊るしてみたり、鞄... 続きをみる

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  • ペンキで消してしまいたい

    今日は、研修の為久しぶりに新幹線に乗った。 「◯◯◯◯経営者募集」ビルの屋上に置かれたコンビニ経営者を募集する大きな看板・・・を目にした。あっちゃんの命を削りとったコンビニの看板だった。 時計を見ると、7時28分。モーニングコーヒー片手に、見慣れた町並みではあったが、その移りゆく様をのんびり眺めて... 続きをみる

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  • 何もかもがつまらない!

    「チョコはガーナがいい。おかきは塩味。そして、もう一つ柿ピー。忘れんでね!」 あっちゃんが、コンビニの仕事が終わりそうな時間をねらって必ず、ほぼ毎日のように電話してた。 「あっちゃん、何時頃帰る?欲しいもんがあるんやけど・・」 すると、返ってくる言葉もいつも同じ・・ 「メールしとけっ!」 いつも大... 続きをみる

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  • 2分の1の私

    私は何一つ変わっていないのに・・ あっちゃんがいないというだけで何もかもが・・・全部変わってしまった様な気がしてた。 見える風景が変わった。 あれから春が来て、夏が来て秋が来た。だけど・・・これまでの春とは、夏とは、秋とは違った。 周りが変わった。 義父母が、同僚が、人が・・これまでの関わり方とは... 続きをみる

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  • あっちゃんごっこ

    「あっちゃん」 「あっちゃん・・」・・ 名前を呼ぶ度・・苦しくなる。 あったなぁ! 「あっちゃん! 聞こえとるんやったら返事して!」 ・・って。何度呼んでも返事しないものだから・・よく言ってたなあー。 「あっちゃん!聞こえているなら 返事をして・・」 やっぱり、 聞こえない。 よーし!! 秘密兵器... 続きをみる

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  • 「生きる」って哀しい

    すごい霧だった。 二台前を行く車の車体は、完全に姿を隠している。ただ、赤いヘッドライトが自分の居場所を知らせ光っていた。 辺りは白い闇・・ 対向車線も、左側の街並みも、白い闇で消されていた。 注意深く運転をしていないと、いつも曲がるべき左の道へは入れそうにない。今、どの辺りを運転しているのかさえ分... 続きをみる

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  • きっと・・毎日飲んだくれ!

    私が先に逝けばよかった。 時々そんなことを考えてしまう。 そうしたら・・・ あっちゃん・・・・ 毎日、私の遺影に語りかけてくれるかなあー。 毎日、お線香をあげてくれるかなあー。 毎日、お酒じゃなくて、コーヒーを供えてくれるかあー。 毎日、私のことを思い出し、たまには涙流して、私の遺影を指で優しく撫... 続きをみる

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  • 「絶望」の中で見えたもの・・

    今まで・・・ 見えていたものが・・ 今まで・・・ 信じていたものが・・・ あの日から少し違って見える。 「哀しみ」「絶望」の中で 見つけた・・本当のこと・・ 「約束」なんて 無意味だということ。 約束は自分の意思だけでは守ることはできない。生きていると、やぶらなければならない事情が・・・できるもの... 続きをみる

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  • 消えた足跡

    春になると、その川沿いは、桜の花でいっぱいになる。川の流れも一年を通じて穏やかだ。 その川の両側の道は、道幅3メートルはあるだろうか。およそ2キロメートルにわたって続いている。 それは、中学生の通学路であったり、地元の人のランニングコースだったり、離合することが少し困難ではあるが、県道へ出る道であ... 続きをみる

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  • 微笑みの理由

    あっちゃんがいなくても・・・ 私は生きているみたい。 以前より、笑うことも、話すことも、出かけることも、外食することも、遊びに行くことも、人に会うことも少なくなったけれど・・・。 こんなにも哀しいのに・・・ こんなにも淋しいのに・・ 人間って、 生きていけるものなんだ。 白骨になったあっちゃんと、... 続きをみる

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  • 「そんな人」の奧さんで良かった。

    「そんな…人。」は、 「そんな…奥さん。」が、世界一好きだったのではないでしょうか。 最期に手を握って見送ってもらえる以上の幸せがありますでしょうか。 「そんな…人。」 が、そんな…人になったのは、いつもそばにいてくれた人のお陰では、ないでしょうか。 そんな…人が、今、望んでいることは、世界一好き... 続きをみる

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  • 想い出さずにはいられない・・そんな人

    私は本当にできの悪い妻だった。 あっちゃんは、親戚に、娘の職場の人達に、嫁ぎ先に、私には何も言わず、お歳暮を一人で選んで、一人で送り出す・・そんな人。 私のいとこの奥さんが、入院していると、私より先に情報をキャッチして、黙って、お見舞いを送る・・・そんな人。 私が「足が太いから、ブーツなんか履いた... 続きをみる

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