絶望の底から青い空を見て・・・

2014年12月31日
私の目を見て医師は、言った。
「24時間の命です。」
2015年1月20日最愛の夫は、死んでしまった。
死・借金・裏切り・崩壊・人間不信…
今、独り…目に見えない何かと闘いながら生きていく…。
逢いに逝けるその日まで…。

2016年7月のブログ記事

  • あっちゃんの声を探しに…

    「愛してる」だとか… 「好きだ」なんて… 自分からは、決して言わない… 私に発する・・・ 「ありがとう」 「ごめん」も… あっちゃんの辞書には・・・ なかったみたい… この5文字程度の有り触れた言葉が、心を繋いでくれるのに… この短い言葉だけでいいのに… この言葉を聴くことで救われそうな気がするの... 続きをみる

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  • 聞けなかった…悲鳴

    赤ちゃん用の小さな布団と大人用の布団が並んで敷いてある。 あっちゃんの遺影が置いてある部屋に…いつも並べて敷く・・ 娘となっちゃんの可愛い布団。 きっと嬉しそうに眺めているだろうなぁ。愛する2人の寝顔を…。 あっちゃんはコンビニ、私は自分の仕事に専念するようになってから…私が眠っている時にあっちゃ... 続きをみる

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  • 忘れる方法

    目が覚めたら…ソファの上だった。日付けが変わっても眠れなかったので、ベットから起き出し、いつものようにソファに腰掛けて、撮り溜めしている韓ドラを見ることにした。 すると… いつの間にか眠ってしまったようだった。何故か…韓ドラを見ると眠気におそわれる。 眠くてたまらない…心から気持ちの良い瞬間でもあ... 続きをみる

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  • もう一つの生き方…

    肝硬変の余命が分かっていたら… 突然…大晦日に 「24時間の命です。」と、告げられるのではなくて・・ 数ヶ月前にでも・・・ 肝硬変の進行状況を把握していたら、今とは…違う時間を過ごしていただろうか。 まずは、あっちゃんは即入院だろう。 次に、コンビニは一時休業状態。いずれコンビニ経営は辞めることに... 続きをみる

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  • 明日なんて…いらない。

    会いたいよぅ。 会いたくて…会いたくて… 会えるなら…死んでしまいたい… あっちゃんに…会いたい… 人は、たとえ…今日は雨でも… 明日という日に希望を持って、 明日は必ずいいことがあると… 信じて生きている。 でも…明日になっても…明後日になっても…何度… 「明日」を迎えても… 叶うことがないから... 続きをみる

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  • 姉と妹と娘

    「四国の道後でいい?」 旅行の幹事のほとんどが、いつからか妹の役目のようになっていた。 私と言えば…いつも… 「どこかへ行こうやぁ。」と、騒ぎ立てるだけで、調べたり計画したりなどということを全くしない。 私に、友だちができないのは、そんな性格に有るように思う。 決して…自分から誘わない。電話もしな... 続きをみる

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  • 変貌するあっちゃんが怖かった。

    帰省していた娘を見送ろうと最寄りの駅まで行った。 必ずプラットホームまで行き、新幹線が見えなくなるまで見送る。これは、我が家の決まりだった。 娘は、新幹線の中。 あっちゃんと私はホームで。 そこで、あっちゃんと私のパフォーマンスが始まる。チューチュートゥレインを踊ってみたり、車中にいる娘とジェスチ... 続きをみる

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  • あっちゃんと蝉

    もう…蝉が鳴くんだ。 7時を過ぎ、辺りもしらじらとし始めた頃、蝉が一斉に鳴き始めた。まだ、梅雨も明けていないのに…と思いながら窓を閉め、エアコンのスイッチを押した。そして、蝉の声が聞こえる方に耳を傾け…、 私はあっちゃんを思い出していた。 「食べたい物がある。」と、あっちゃんに電話をすると、 「メ... 続きをみる

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  • 生きることは苦痛だ

    家路を急ぐ車の中で、哀しくて…寂しくて…どうしようもなくなって・・・泣いている人が…いることを… 時に…そんな思いに潰されそうになりながら車を運転している人がいるということを…誰が知ろう… 知る必要もない…が…。 久しぶりの雨に…心が緩んでしまったようだ。泣き声が、雨音にかき消されることをいいこと... 続きをみる

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  • 愛らしい笑顔に花が咲く。

    あの日から… 四十九日が来て、初盆を済ませ、一周忌法要が終わり、あっちゃんの好きな夏が・・・また来た。 長い月日が過ぎたような… 昨日まで一緒に居たような… どれだけの月日を積み重ねれば…私は何を見ても…何を聞いても…どんな状況にあっても…平常心で過ごすことができるようになるのだろうか。 いや、い... 続きをみる

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  • 笑うことも嫌になってしまった…

    どうして…心が笑わなくなったんだろう。 私にとって一年の始まりは、正月ではなかった。毎年4月が仕事を含め全てのスタートだった。 だから、春になると、新しい出会いだったり仕事であったり…その始まりにドキドキしていた。心地の良い緊張感だった。これぞ…正に「生きている」って感じた。 夏が来れば、長期休暇... 続きをみる

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  • 本当に会いに来てくれた…

    家に帰るなりソファに横になった。 そのうち…眠たくなって… うとうと… 眠ってしまった。 何故だろうか… いつもの昼寝の感じとも・・ うたた寝とも違っていた。 「眠らされた」と言った方がいいかもしれない。 眠っているのに…目をうっすらと開け、現実の世界を見て・・ 「お風呂に入って寝ないと…」と思っ... 続きをみる

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  • きっと…アルコール依存症

    職場を出たのは、もうすぐ時計が 8時になる頃だった。 夕方賑わったであろうスーパーへ買い出しに行った。そこには、思いも寄らぬ光景があった。 それは、買い物客のほとんどが、男性なのだ。それも…一人で籠を持ち買い物をしている。 時間帯によるものなのか・・ 魚・野菜などは産地直送…新鮮にして価格が安いこ... 続きをみる

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  • 「溶血性貧血」

    いつから…始まっていたのだろう。 健康である状態と病気の状態との間に、「病気にはなっていないが健康ではない状態」「病気ではないが、病気に向かっている状態」があるという。このような状態を東洋医学では未病と表現している。 それは、もう…27年ぐらい前… 祖母の通夜の日だった。 あっちゃんは、倒れた。 ... 続きをみる

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  • 一人でも…二人

    一人の時間は大好き…だった。 でも…本当にずっと一人だと…。 去年の今頃も…私は… 「一人」と格闘していた。 『 一人の時間は大好き・・だった。 でも…それは、 いつかは必ず帰って来る人がいるから「一人の時間」は、楽しかったのだ。 あっちゃんが必ず帰って来ると思っているから、一人の時間を…あっちゃ... 続きをみる

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