心の闇は続く…
暗いトンネル…
主人が亡くなって1年が過ぎたころの気持ちがここに…あった。
今の私の気持ちと比べてみた…。
もうすぐ7年が経つから…
私は、自分の人生の扉を閉めていた。
自分で、過去へ過去へと誘い、彼の面影を愛おしみ、悔やんで泣いた。
その場に立ち尽くし、ただ「哀しみ」「後悔」の涙を流した。
そんな…一年だった。
人の笑顔に目を逸らし、笑い声には、耳を塞ぎ…理解出来るはずが無いこの「絶望的な哀しみ」を背負ってる私と世間との間に太い線を引いた。
そんな…一年だった。
そうして…なんとか一年過ごしてきた。独りでいる事は寂しかったけれど、独りでいる時は、彼に近づけた。
「喜び」を感じたい。
「幸せ」は無理だから。
今の私は、何も感じないことが…
「幸せ」だから…
あれから7年の時が流れようとしているのに…ただ時間が過ぎただけで大きく変わっていないことに気づく。確かに涙の回数は減ったけれど・・・
主人が死んで…
自然にできた世間との‥‥
友達との…
人との…
境界線・・・
ふとした時に今も感じる「私とは違う」という思い。
なんとなく社会から疎外されたような感覚。
今も…なくならない。
そう…
今も…
何も感じない時が、幸せなのかも…そう思う。
