絶望の底から青い空を見て・・・

2014年12月31日
私の目を見て医師は、言った。
「24時間の命です。」
2015年1月20日最愛の夫は、死んでしまった。
死・借金・裏切り・崩壊・人間不信…
今、独り…目に見えない何かと闘いながら生きていく…。
逢いに逝けるその日まで…。

心の闇は続く…

    暗いトンネル…
  
 主人が亡くなって1年が過ぎたころの気持ちがここに…あった。
 今の私の気持ちと比べてみた…。
 もうすぐ7年が経つから…
 
  私は、自分の人生の扉を閉めていた。
 自分で、過去へ過去へと誘い、彼の面影を愛おしみ、悔やんで泣いた。
 その場に立ち尽くし、ただ「哀しみ」「後悔」の涙を流した。
 そんな…一年だった。
 人の笑顔に目を逸らし、笑い声には、耳を塞ぎ…理解出来るはずが無いこの「絶望的な哀しみ」を背負ってる私と世間との間に太い線を引いた


 そんな…一年だった。
 そうして…なんとか一年過ごしてきた。独りでいる事は寂しかったけれど、独りでいる時は、彼に近づけた。
 「喜び」を感じたい。
 「幸せ」は無理だから。


 今の私は、何も感じないことが…
 「幸せ」だから…


 あれから7年の時が流れようとしているのに…ただ時間が過ぎただけで大きく変わっていないことに気づく。確かに涙の回数は減ったけれど・・・


 主人が死んで…
 自然にできた世間との‥‥
 友達との…
 人との…
 境界線・・・
  
 ふとした時に今も感じる「私とは違う」という思い。
 なんとなく社会から疎外されたような感覚。


 今も…なくならない。


 そう…
 今も…
 何も感じない時が、幸せなのかも…そう思う。

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