絶望の底から青い空を見て・・・

2014年12月31日
私の目を見て医師は、言った。
「24時間の命です。」
2015年1月20日最愛の夫は、死んでしまった。
死・借金・裏切り・崩壊・人間不信…
今、独り…目に見えない何かと闘いながら生きていく…。
逢いに逝けるその日まで…。

生きる理由 ❹死別に勝つ

 私の生き方…
 「これしかない」とも思っていない。まだまだ、変わる余地はあるし、私自身も変わりたいとも思っている。


 私の人生…
 どこで狂ってしまったのかは、はっきりしている。
 まさか…こんな人生を送ることになるとは本当に!
    本当に思わなかったのも事実だ。



 死別後1年…
 私は、目を閉じ、耳を塞ぎ、心を閉ざして…
 主人がいた時と同じ様に必死に生きた。
休みの日には泣いて泣いて…仕事に行けば、何もなかったかの様に…。
目が腫れない様に冷たい水で何度も顔を洗って寝ては…
   起きたくないけれど…起きた。

 


 死別後2年…も・・・
 哀しみの中で…ただただ静かに何もなかったかのように、やっぱり生きた。
 仕事はしんどかったが没頭できた。
 そしてこの年…
 愛する人を失った私に、新しい可愛い家族が一人できた。
 それが、私の心に栄養を与えた。
 私はその家族に夢中になった。



 死別後3年…
 この年の3月…仕事を辞めた。 
 自分の居場所を探した。
 沖縄か娘家族のいる所と決めた。
 そして暑い夏…
 私は、主人との生活に別れを告げることにした。
  家を出た・・・。


 死別後4年…
 小さなアパートで誰も知らない普通のおばさんを楽しんだ。近くにいる娘家族との時間が私にとって癒しの時間であり「死別」の痛みが和らぐ時間だった。



 死別後5年…
 もう一人新しい可愛い家族が増えた。
 しかしこの春、娘家族は大阪へ…。
 私の本当の意味での「一人」が始まった。



 死別後6年…
 職場とアパートの往復だけの毎日。
 職場で心友となる人と出会った。
 普通のおばさんって最高!だと感じた。
 


 死別後7年…
 一人の「楽な生き方」が身についた。


 私は…
 生きている。


 家族に、 
 仕事に、
 人に助けられながら。


 だけど、
 まだ仮の生き方だし仮の居場所。

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