夫が生きていてくれていたら…
夫が生きていたらなぁ…って・・
幾度となく思った。
夫が生きていたら…って・・
夫が生きていたら…って…
あらゆる場面を想像した。
夫が生きていたら…
生きてさえいれば…
私は幸せだったはず!って根拠もなく…そう思い信じた。
だから、
旅行している時、
娘の家に行った時、
孫たちと遊んでいる時、
二人いるはずが・・・
「独り」であることに…悔み…
夫を想った。
夕方スーパーで一人買い物をしている時、
食事をしている時、
一人分を、
一人の食卓で、
「独り」が見えた時に…哀しく…
夫を求めた。
半分の人生だったような10年間。
喜びも楽しみも…
「生きる」満足感も全て半分だった。
夫が生きていたら…
絶対に違っただろう私の人生。
…そう思ったところで仕方ないが…
でもそれはきっと…
夫がいないから…
思うこと、想像してしまうことなんだろう。自分に都合のいいように…
「独り」じゃつまらないから・・・
そして、
もしかすると・・・
夫が生きていたら・・・
