絶望の底から青い空を見て・・・

2014年12月31日
私の目を見て医師は、言った。
「24時間の命です。」
2015年1月20日最愛の夫は、死んでしまった。
死・借金・裏切り・崩壊・人間不信…
今、独り…目に見えない何かと闘いながら生きていく…。
逢いに逝けるその日まで…。

私の横は空いていた…

葬儀場に並べられた椅子は、通路を挟んで、4席4席がきちんと整列されていた。

    祭壇


 ◯◯◯◯ ◯◯◯◯

 ◯◯◯◯ ◯◯◯◯

 ◯◯◯⭕️ ◯◯◯◯

 ◯◯◯◯ ◯◯◯◯


 私の前には妹が座った。

 その横には、義弟(妹の夫)。


 その横には姉がいた。

 そして隣に義兄(姉の夫)が座っ

た。


 私の左側の3席には、しばらく誰も座ることがなかった。


 私の横は空いていた・・・


 私の横に座るべき人はいない!っということを、嫌でも実感しなければならない時間が続いた。

「貴女は一人だから!」って、意地悪な誰かに言われているようで…少し腹も立ってきた。


 二人組で座るルールでもあるんですか!

 

 なんて…

 

 一人…

 祭壇で笑顔を見せて笑っているおばちゃんの遺影を眺めるしかなかった。


 少しすると…

    私の隣に男性が座ってきた。


 「だれ?」


 3つも空いてるのだから、一つ空けて座ればいいものを、隣に腰を下ろした。

 よっぽど私が寂しく悲しくしていたのを哀れに思ったのか…

 

 私の隣でお焼香まで…


 これからも私は幾度となく夫がいないと言う現実に向かい合い…何とも言い難い気持ちになるのだろう。


 もう散々経験したから

      御免被りたいよぅ。

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