死別と生きる⑲ 後悔
いつの頃からか…
私の道…
ズレていってしまってたんだなぁ・・
って…気付かされた。
私がしてきたことが・・
否定されたような…
ただの我儘で・・・
独りよがりだったような…
そんな…「時の過ごし方」をしてきたようだ。
私は何をそんなに身構えて生きてきたのだろう。
死別者…であろうがなかろうが…
主人がいようがいまいが…
時は同じように与えられ、同じように過ぎる。
急に…
急ブレーキをかけたように、
私の時間が止まり…
私だけの時間で動き出してしまった。
「何か」が、変わらない状態で…
「世界に独り」みたいな感じで…
生きて来てしまったようだ。
それも10年・・・
取り残されたように…
その間に・・・
他は皆んな
皆んな・・・
豊かに、大きく変化していることに気づいた。
手を取り合いながら…
変わらなくていいものは自然のままそのままに。
変わるべきものは変化してより大きく豊かになるように。
「死別」は…
伴侶との「死別」は、
遺された者の道を歪曲してしまうことがある…ということだ。
「どうでもいい…」
「心の向くままに進もう」・・
なんて…
自分に優しく進んだ結果がこうだ!
悔やまずにはいられない。
だけど・・・
仕方なかった…
夫が、
死んでしまったんだもの・・
