絶望の底から青い空を見て…
ずっとそばにいると信じた人が…
突然いなくなって…
前にも横にも後ろにも、もうその姿を見ることはできない現実を突きつけられた時、
哀しむより他はないだろう。
探したよ!
初めの頃は・・・
車を停止した信号待ちで、
地元に帰った時は、よく通った場所で、
沖縄で、
人混みの中で…
でもそのうち諦めていた。
笑いたい時…
泣きたい時も・・
一人だったし…
喧嘩もできないし
寄り添うことも…
できなかった…。
諦めるしかできなかった。
10年前…
絶望の底に落ちた私は、
両手で足を抱えじっと地面に座り、
青い空を眺めていた。
静かに…
姿を隠し…
じっとしているのがいいと思った。
まるで、大きな伸びをする前の縮んでいるバネのように…
空高く飛び上がることができるように。
そろそろ飛び上がりたいよ。
