絶望の底から青い空を見て・・・

2014年12月31日
私の目を見て医師は、言った。
「24時間の命です。」
2015年1月20日最愛の夫は、死んでしまった。
死・借金・裏切り・崩壊・人間不信…
今、独り…目に見えない何かと闘いながら生きていく…。
逢いに逝けるその日まで…。

死別と生きる⑳言葉の力

心地よい言葉…

     言われて嬉しいこと…

   

 言って欲しい言葉…

  聞きたい言葉…が私にはあります。

     

 あの人の…

   あの言葉に救われた!


 あの時のあの言葉で…

   気持ちが変わった!なんて…


 人が生きていく上で、人からもらった言葉が「強み」になる事があります。



 10年以上前のことです。

 ある年の3月の離任式のことでした。

 校長(女性校長)の私への送る言葉(挨拶)の中で・・


「私はドクターXのテレビ番組が大好きでよく観ます。」と言われた後に…


「義香先生は、

 まさに!teacherXでした・・」と、話されたことがあります。嬉しくて忘れられないメッセージです。

 

 その言葉は、それ以降働く上で随分と自信になり励みになったものです。


   


 夫は、

 何も話してくれませんでした。

 最後の最期まで・・・



「幸せだったよ」だけでもよかったんです。

「こんなにも愛した人はいなかったよ。」なんて…ね!言って欲しかったなぁ。


「面白い人生だったよ」

 この一言でいいのですよ。

 


 一緒に生きて来てよかったんだ!と、確信できる言葉…

 

     遺して欲しかったなぁ。


 その言葉があったら…

 あの日からの私は違ったと思います。

 

 しかし主人からの言葉(メッセージ)はどこにもありませんでした。


 だから、

  死別した後… 

  

少し離れた街で行われていた「死別の会」に参加しました。

 グリーフケアの会があると知り、沖縄へも行きました。

 そして有名な占い師に会いに行ってみたり・・・と。



 たけど…

 あの頃は…

 どんな言葉を言われても・・

          聞いても・・


 私の気持ちは閉じたままでした。


 いつからか…

  思い切り泣いた後…

  自分で自分に言葉を投げかけるようになりました。


  納得するために・・

  生きやすくなるために・・ね。

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