私の心だけ置いてきぼり…
あっちゃんがいなくても桜は咲き… 散り…また・・新緑の季節を迎えようとしている。
どんなに哀しくても… 辛くても…自然の中にあっては、『我関せず… 』と言わんばかりに時は流れている。
例え大きな自然災害に見舞われても、見渡せば…
何もなかったかのように… 全てが歩み出しているではないか…。
私の心だけ置いてきぼり・・・。
私の心は、『ここ』にあって…
桜が咲いて…散って …葉桜になっても、何の変化もなく・・・
そこにじっと… 踞っている。
あれから… 2年が過ぎたのに、新しい芽を出すことを頑なに拒んでいるように、硬く硬く固まっている。
ならば… 環境を変えてみようと、仕事を辞めてみた。そして気の向くままに自分探しの旅をしている…。
だけど… 、
『置き去りにされた心』が、新しい風を吹き込み新しく芽ぐくことを拒否している今…
何を見ても・・
何処へ行っても・・
何を聞いても・・
何も響いてこない。
でも… その一方で、
羽ばたきたい・・
新しい風の中で・・
新しい芽を膨らませていきたい・・
そんな思いがあることも事実だ。
そんなに長生きするつもりはない。だけど… 平均寿命からすると、まだ30年以上もある。
ずっと… 『ここにある心』をこのまま『ここ』に居座らせる訳にはいかない。
進んだり立ち止まったりしながら歩かなければ… 。
よーし。
まずは、起き上がってみようか。
そして、周りを見てみよう。すると、『ここ』にいる私の心も見えるだろう。
