絶望の底から青い空を見て・・・

2014年12月31日
私の目を見て医師は、言った。
「24時間の命です。」
2015年1月20日最愛の夫は、死んでしまった。
死・借金・裏切り・崩壊・人間不信…
今、独り…目に見えない何かと闘いながら生きていく…。
逢いに逝けるその日まで…。

最悪の思い出が蘇る

今日の休日が終わると、6連勤。この休日…寝て過ごしてもいいけれど、なんか勿体無い気がしたので、出掛ける支度をして車に乗った。

娘一家は、旦那さんの実家へ里帰り中。


だから、当てもなく、東へ…北へと車を走らせた。

初めて見る場所

自然豊かな風景

水田は美しい緑…稲も見え、花も咲き、穂の中身が充実してくる時期なのだろう。

太陽の力はすごい。

暫く時々吹いてくる暑苦しい風になびく稲を眺めていた。

そして、車を走らせた。


街中に入ると…

「お葬式かな?」


ふと…出かけた所でお葬式と遭遇するとは…それもお盆に・・・。


あっちゃんかな。


あっちゃんの仕業だな…って思った。

「お盆だから帰って来いよ。」って言っているのだろうか。


いやいや…あっちゃんは、今ここに…。私の隣にいるでしょ。

「あのね。思い出したよ。3年前の大晦日に24時間の命と告げられて。お正月にあっちゃんが死ぬのか。って…人ごとみたいに思って。

しかし…取り乱しもせず2人で過ごした…最悪最低・・の大晦日を。」


「お正月にお葬式…っか。」って思ったよ。


お盆にお葬式。


思わず両手を合わせた。


何処へ行っても気が晴れる場所はない。何処へ行っても思うことは同じ。何処へ行っても…何をしててもあっちゃんを探している。


早く会いに逝きたい。

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