自分で自分を壊すな!
私は…何をそう・・・悲観することがあろうか!
夫が先に亡くなってしまい遺された私は、悲しい惨めな人間なのか…?
誰よりも可哀想な人間なのか…?
そうではあるまい!!
目を閉じて息を引き取るその瞬間まで、いや!息が止まってからも尚…彼が見詰めていたものは私だったではないか!
人が一生をかけて見つめ合う時を…
人が一生をかけて話し合う時間を…
人が一生をかけて与える愛を…私にくれたに違いないのではないか。
夫の看病はたった23日間だった。
ほどほどに…して・・・
きっと終わらせて逝ってしまったのだろう。
私が「哀しむ顔」が見たくなかったから…。
カッコいい姿しか…見せなかった…
こんなにも愛してくれた人が、
過去も今も…
これからも…私の夫であって…変わることはないのだから。
