死の検索…思い出①
あっちゃんのアパート(大学生の時)には、オーディオ機器が窓のない方の壁一面に騒然と並べられていた。プレイヤー、アンプ、スピーカーが幾つもあったように思う。
その部屋で、オフコースの「さよなら」を聞いた。
初めて訪れた彼の部屋に行って、これから、もしかしたら、2人の「恋」がスタートするかもしれないのに、あの時聴いた曲は…、
2人で一緒に初めて聴いた曲は「さよなら」だった。
何を意味していたのだろう。
そう言えば…何度か繰り返して聴いたような気もする。
それから30年後「さよなら」も言わずに逝ってしまった。
行かなければよかったかなぁ。
あっちゃんの部屋に…。
