月に2回だけのメル友
毎月11日・・・あっちゃんの友達の月命日。
彼は、電気屋さん!
笑顔の素敵な電気屋さん!の話は、もう随分前のブログで話したことがある。
あっちゃんの同級生だが、高校も大学も違う。どのようにして知り合ったのかは、今となっては分からない。しかし、我が家の全ての家電は、彼のお店で買い彼が取り付けた物ばかり。
友達でありながら我が家の大事な電気屋さんだった。
あっちゃんも私も彼の事を、「梅さん」と呼んでいた。
その梅さんが、あっちゃんが逝く9日前に胃癌で他界していた。それを知ったのも、義父母宅のエアコンを買え換えようと、いつものように梅さんのお店に電話をして知った。
その日から…
私に、メル友ができた。
毎月11日(梅さんの月命日)と20日(あっちゃんの月命日)にだけ。
2日間だけのメル友。
一度も会ったことがないけれど
大切なメル友・・梅さんの奥様。
とても前向きな奥様で…。
私と言えば、悲観的で、いつまで経っても前を向こうともしない。奥様には時々、本当に嘆かわしいのだけれど、「分かってくれるだろう」と思って、ついつい愚痴をこぼしてしまう。
昨日はこんな言葉が届いた。
〈メールの途中から〉
「たまには会いに来てくれないかな…ってね。」って…
私…「会いたいですね。ずっとこのままなのかと思うとすごく辛くなります。だけど…その分きっと、凄い幸せを感じることがあるだろうと、誰よりも…あるだろうと信じています。」
奥様…「そうですよね。二人分生きているのですからね。」
私…「そうですよ。哀しみの中で見つける喜びは、人の何倍も幸せを感じます。負けずに…泣いたり笑ったりしながら生きていきましょうね。」って、強がって送った。
奥様…「そうします。ありがとうございますね。」
今度は20日…梅さんの奥様から先にメールが届く。
一度も会ったことはないけれど、分かり合える人…かな。