慣れのゆく果て…
久しぶりに風邪を引いてしまった。
運良く今週のシフトは、勤務が週3しか入っていなくてよかった。
休みの今日は、娘と朝から約束があったのだか、風邪をうつしてしまっては申し訳ない為、用心をとって一日中寝て過ごすことにした。
症状として表れているのは、喉の痛みだけだけれど、熱が出そうな気もしたので、ずっと横になっていた。
雨は昨日ですっかり上がり、また春の陽気が戻ってきていた。こんな日に、寝込むとは…と、また、自分の生き様を卑屈に思う。
閉めっぱなしのカーテンの隙間から日差しが差し込んでいた。
以前もあった。
休日は、寝て過ごした。
あっちゃんが走り回っているのを知りながら、日差しで眩しかったら、布団を被って寝ていた。知らん顔して…寝ていた。
夕方近くになると、
携帯の着信音が鳴った。
エグザイルの道…
そして・・・
「遊びに行こうか?」って、あっちゃんの声。
もう…随分聞いていないなぁ。
すっかり…一人に慣れてしまった。
すっかり…一人でいることを楽だと思えるようにもなった。
すっかり…あっちゃんのいない私の生活を営んでいる。
一人でも…
すっかり…普通に暮らしている。
だけど…、まだまだ恋しい。
あっちゃんと暮らした…生活が。
