絶望の底から青い空を見て・・・

2014年12月31日
私の目を見て医師は、言った。
「24時間の命です。」
2015年1月20日最愛の夫は、死んでしまった。
死・借金・裏切り・崩壊・人間不信…
今、独り…目に見えない何かと闘いながら生きていく…。
逢いに逝けるその日まで…。

愛の哀しいテレパシー

ドキッ…とした。

やっぱり・・あるんだと確信した。

愛する者同士だからこそ感じるテレパシーの様な・・不思議な感覚…。

さんじゅうしさんのブログに、2人でレンタサイクルを借りて花畑へ行く時、前でペダルをこいでいるご主人様のその後ろで、楽しいのだけれど「一瞬…主人がいなくなるような気がした」のを覚えている…と記述がある。

私も感じた。

何故か少しだけ恐怖心を感じいつもより強い動機がした。そして、少し呼吸が止まった。

それは、2014年12月27日だった。

あっちゃんの背中を流してあげようと思い立った。普段背中を洗ってあげようなんて思った事もないのに・・・

ふと…その日、

「あっちゃんの体を洗ってあげなければならない。」と思ったような気がする。

その後…

明日も洗ってあげるからね…って言って次の日も洗ってあげた。不思議と会話なんて全くなかった。年末だと言うのに…何も話さず、ただ私の前にいる主人の大きな背中を見ていた。暖かい…息をしている…存在だけを確かめているかのように。

それが、あっちゃんにとって、最期の入浴になろうとは、勿論知るわけもなく…。

だけど…確かに感じた。


近くにいるのに遠くに感じるあっちゃんの存在。

湯気で暖かいはずなのに…冷たく見えるあっちゃんの周りの空気。

何かが消えてなくなりそうな…そんな気がした。

そんなはずはない!

そんなことがあってはならない!


しかしその次の日、緊急入院することになる。それと同時に、もう二度と…暖かいお風呂にも入ることができなくなってしまう。


大好きな人が…いなくなりそう…


そう感じた私に・・彼は、

私にだけ分かる方法で…何かを伝えたのではないだろか…と考える時がある。

しかし…未だに分らない。


(さんじゅうしさんの大切な想い出を勝手に使用させて頂きました。申し訳ありませんでした。切なくて…涙が出ました。どうぞお身体をご自愛くださいませ。)

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