気持ちの断捨離
ゴールデンウィークが終わると、もう…夏の到来・・・
私は、夏は昔から苦手。
汗っかきだし、
あのベタベタした空気、
ギラギラした太陽も憎らしい。
あっちゃんは夏が好きだった。
毎年お気に入りのサングラスを一つ買って、気取ってかけていた。
「顔が大きいから、その眼鏡は似合わないよ。」なんて、皮肉を言ってもなんのその…
帽子から靴まで、いつのまにか自分で一式用意し…夏の小旅行に備えた。
私の何倍もオシャレをして、梅田でショッピング、心斎橋で食事して宿泊、難波で吉本新喜劇観賞。約10年間続けた。
そんなあっちゃんの大事な物がまだ沢山以前のままの状態で遺してある…二人で暮らした家の中。
あっちゃんの物でいっぱい。
知人や親戚にあげようかと思って取っておいたけれど…
・・・やめた。
喜んで受け取ってもらえるとも限らないし、好みも、サイズも違う。思い出に…なんて言ったら・・・貰った方も困るでしょう。
もう…多分住まないであろう家の中にある二人の思い出のいろいろを…あっちゃんの物を…
片づけよう。
必要でない物は、
必要でない思いは…
捨てていこう。そうしたら…
少しは前に進めるかな。
あの家にはもう帰らないから。
