そんな時…つれあいを亡くしたら。
つれあいを亡くした時…
まだ新婚で…熱々の二人で…一緒にいるのが嬉しくて…帰宅した車の音が聞こえたら、玄関まで走り寄り満面の笑みで、
「おかえり…」…って・・・
そんな時…つれあいを亡くしたら…
子どももスクスクと成長し、塾や習い事…夏休みには家族旅行・・私立の中高一貫校に入れるからと…夫婦共働き…・・・
そんな時だったなら…
大学生になり、益々女性らしく輝く娘を見るのが嬉しくて…
「腕を組んで歩いてくれるかなあー?」って…恥ずかしそうに…うつむいたまま歩いていた…あの頃・・・
そんな時…つれあいを亡くしたら…
大学を卒業して…自立する姿を見ることができ…それぞれの仕事の都合をつけて旅行を計画し楽しんだ…
そんな時だったら…
花嫁姿・・・
生涯共にする相手を確認し…安心して…嬉しいような寂しような気持ちを感じ…。だけどこれからは、二人でのんびり楽しく過ごしていこうと思っている矢先に・・・
そんな時…つれあいを亡くしたら…
子どもの家族を見守り5年…10年・・20年共に生きた…そんな時…
そんな時…だったなら…。
どんな時でも…
哀しみは同じだろうけれど…
諦め方が違う。
自分が居るべき居場所が違うはず…。
そして、
闘うべき相手が違うから、立ち向かう力が違う。
