置いてきぼり…
日が昇り…しばらくして目覚め・・四角い天井を見つめていると・・・
世間から随分…かけ離れてしまったような自分がいて・・・
置いてきぼりにされたような…私がいて・・・
なんとなく…
消えてしまいたいなぁーって…思えてきて…
しかし、
「1人暮らしの女性…
狭い部屋で孤独死」なんて…
それもカッコ悪いし…
今更…
後戻りはできないから、このままこうしてやっていかなければならない訳で…と、独り言・・・。
天井と話した。
あっちゃんの死がもたらした私の未来を…悔やんでみるが・・・
悔やんだところで…どうしようもない。
あっちゃんがこの世を去った時点で私には2つの道があった。
一般的には、2人で暮らした場所で一生暮らすだろう。これが極自然な事だと思う。
しかし、
相続放棄をした為に、2人で建てた2人の家が・・・
あっちゃん名義の家がなくなってしまった。こんな事も…滅多にないだろう。
ならば、義父母の家で…⁈
それは・・・できなかった。
あの時…
あっちゃんがいないこの場所は私の居場所ではないとはっきり感じた。
私の両親も他界していたし…
姉は、自分の所に来い…と言ってくれたが・・
娘の近くを自分の居場所とした。
その時の選択は今も間違ってないと思っている。
あっちゃんがくれた私の未来は、娘の近くで私らしく生きることだと…信じていいのかなぁ・・あっちゃん!
・・・と、天井と話した…。
