樹木希林さんの言葉が胸をうつ
樹木希林さんが・・
「私は失望もしないけれども…特に希望を持って・・・。
こういう風にって…いう風にはあんまり思わないで …。
成り行きで・・・きました。」
と、言った。
成り行きで…
生きてきた…。
私は違った。
私はこういう風になりたい!
旦那さんにはこうあってほしい!
娘の学校は、ここで…
娘の仕事はCAかアナウンサーだと決めていた。
娘婿となる人は、「〇〇士」…「し」が付く職業の人だと…決めていた。
私だけで決めていた。
なんで…そうだったのかなあ?
昔のあっちゃんは本当にカッコよくて、職場の忘年会や新年会で遅くなる時は、その席まで迎えに来てもらった。
皆んな!!
「カッコいい!」…って言った。
人が集まっていようが、初めて会う人であろうが、どんな場でも気落ちせずジョークを言って賑やかして…その場を後にするものだから…しばらくは、また、義香さんのご主人に会いたい…って話にもなる。
自慢の夫だった。
それが…いつしか・・・
コンビニを始め…
体調を崩し…
容姿が変わり…
時々店のレジに立っている主人に、私の知り合いが、
「義香さんの旦那さんですか?」って聞いていると、一目散に走り寄り…
「いえいえ!義兄です!」
なんて…
割って入って…
主人には失礼な事を…言ってた。
傷ついただろうなぁ…。
肝硬変は…
それだけではないと思うが、すっかり…あっちゃんを変えてしまった。
だけど…心は、気性は全く変わっていなかった。
優しいままの…
面白いままの…あっちゃんだった。
そんな辛い中にあっても、私は自分の体裁だけを考えていた訳だ。
独りよがりの自己中!
そして、娘が言った。笑った!
「し」が付く職業の人?
「ひろし」じゃ駄目?
手品師が詐欺師しか…おらーんって…
そうだよね。全く…。
これからは…なるように…
成り行きで生きていけるかな?
